NextDriveのエネルギーマネジメントコントローラー「EDGE」がJC-STAR★1適合ラベルを取得
NextDrive株式会社は、同社が開発したエネルギーマネジメントコントローラー「EDGE」が、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)によるセキュリティ要件適合評価制度、通称JC-STARの「★1(レベル1)」適合ラベルを取得したことを発表しました。この適合ラベルの取得により、EDGEは日本国内のIoT製品が求められる基本的なセキュリティ要件を満たしていることが確認され、今後のエネルギー管理システムにおいても安心して利用できる製品となります。
JC-STAR制度とは
JC-STARは、IoT製品におけるセキュリティ基準を確認・可視化する新しい制度です。ETSI EN 303 645やNISTIR 8425など国内外の様々な規格と調和し、独自に定めたセキュリティ技術要件に基づいています。これにより、IoT機器の安全性が客観的に評価され、消費者や企業に安心を提供します。
2024年に経済産業省が発表した「IoT製品に対するセキュリティ適合性評価制度の構築方針」に基づき、IPAが運営を行っています。EDGEの「★1」適合ラベル取得によって、IoT製品におけるセキュリティ確保の重要性がさらに高まることでしょう。
EDGEの特徴と利点
EDGEは、エネルギー機器のデータ収集や制御を行うために設計されたクラウド連携型のエッジエネルギーマネジメントコントローラーです。その主な特徴には以下の点があります。
- - セキュアなデバイス認証と通信暗号化:IoT環境における不正アクセスや改ざんを防ぎ、高いセキュリティを実現。
- - シンプルで拡張性のあるインターフェース:さまざまなエネルギーデバイスを一元管理でき、運用の効率化を図ります。
- - 遠隔アップデート・状態監視機能の搭載:これにより運用コストを削減。常に最新の状態を保つことができます。
- - 多様な用途に対応:電力アグリゲーション、産業用蓄電池、高圧設備の監視・制御など、幅広い分野に導入されており、すでに実績があります。
このような先進的な機能を備えたEDGEは、分散電源の管理に特化したコントローラーとして、多くの企業に高い評価を受けています。
今後の展望
NextDriveは、社会の安全性と信頼性を高めるため、今後もセキュリティの品質向上とともに、分散電源の普及を進めていく方針です。脱炭素社会の実現に向けて、革新的な技術をもってサポートを続けることでしょう。
このように、EDGEの取得したJC-STARの適合ラベルは、エネルギーマネジメントにおける新しい標準を示すものといえるでしょう。
参考