Cellidが「CES2025」に出展、最先端ARグラスを体験
次世代テクノロジーの祭典「CES 2025」が2025年1月7日から1月10日まで、米国ラスベガスで開催される。この大規模な見本市において、Cellid株式会社(セリッド)が自社開発のメガネタイプARグラスを出展することが決定した。Cellidは特に、次世代デバイスに特化したARグラス用のディスプレイや空間認識エンジンの開発を行っている注目の企業であり、今回の出展は4度目となる。
Cellidの技術
Cellidは、一般的なメガネレンズとほぼ同じ薄さと軽さを実現したウェイブガイド技術を持っており、鮮明な画像を提供する。また、ARグラス向けの光学技術の中でも、世界最大級の視野角を誇るガラス製ウェイブガイドやプラスチック製ウェイブガイドのフルカラー表示を可能にしている。これは、さらなるAR技術の進化に寄与するもので、業界全体の発展をリードしている。
ブースでは、Cellidが今年11月に発表したリファレンスデザイン(検証モデル)の初公開も予定されている。このモデルは普段の生活にどのように溶け込むのかを想起させるデモンストレーションを通じて、訪れる人々に体験してもらうことができる。
出展概要
- - 日程: 2025年1月7日(火) - 10日(金)
- - 場所: Las Vegas Convention Center、North Hall Smart Cities / IoT area
- - ブース: #8374
この展示では、以下の製品やデモが行われる予定だ。
- - 最新のウェイブガイド
- - メガネタイプARグラスのリファレンスデザイン
- - 昨今のウェイブガイド製品の実演
Cellid株式会社とは
Cellidは、最先端のARディスプレイを制作する企業だ。その中心となる技術が光学シースルーディスプレイ方式のウェイブガイド(DOE方式)であり、独自の光学シミュレーションと生産技術によって、薄型・軽量・鮮明な映像を実現している。
彼らの開発するディスプレイモジュール製品は、広視野角を持ちながら、日常生活に馴染む形状を追求している。
さらに、Cellid SLAMなどの空間認識ソフトウェアを活用し、さまざまな産業向けのソリューションを提供している。これにより、ARディスプレイのハードウェア技術と現実空間の認識ソフトウェア技術を組み合わせ、現実とデジタルの融合である「Blending the Physical and Digital Worlds」を実現することを目指している。
次世代のAR技術をぜひ「CES2025」で体験してほしい。未来の情報ツールがどのように生活を豊かにするかを、自らの目で確かめる絶好の機会だ。