埼玉県:水路転落事故注意
2024-07-09 15:26:56
埼玉県:農業用水路等への転落事故に注意!梅雨時期は水量が増加、子どもたちの安全確保が急務
埼玉県では、農業用水路が約1万キロメートル、ため池が467箇所存在し、地域の景観形成や住民の憩いの場として重要な役割を担っています。しかし、大雨や台風時には、これらの水路やため池は危険な場所へと変貌します。
特に、水田に水を張る「かんがい期」は水量が大幅に増えるため、転落事故のリスクが非常に高まります。近年、水路やため池での転落事故が相次いでおり、県は、住民に対して注意喚起を行っています。
県は、以下の点を注意するよう呼びかけています。
1. 悪天候時は水路に近づかないこと
大雨や台風などの悪天候時は、普段は穏やかな水路であっても、水量が急増し、危険な状態になります。道路と水路の区別がつかなくなる場合もあるため、絶対に近づかないようにしましょう。
2. 慣れた道でも水路のそばは注意すること
歩行者、自転車、自動車の走行中の転落事故も発生しています。たとえ慣れた道であっても、水路のそばは十分に注意し、安全に配慮して通行しましょう。
3. 水路などで子どもたちだけで遊ばせないこと
子どもだけで水路で遊ぶことは大変危険です。転落や溺れる可能性があり、命に関わる事故に繋がる恐れがあります。必ず保護者が同行し、大人に見守られる環境で遊びましょう。
4. 子どもや高齢者への声かけ
高齢者の転落事故も増加傾向にあります。子どもや高齢者に対しては、家庭内で安全について話し合い、水路に近づかないよう注意を促しましょう。地域全体で安全意識を高めることが重要です。
5. 水路の草刈り作業など、一人で行わないこと
農作業中の転落事故も発生しています。農作業を行う際は、複数人で作業を行い、お互いに注意し合うようにしましょう。安全確保を最優先に、作業を進めてください。
県は、住民一人ひとりが安全意識を持ち、水路やため池に近づく際は十分に注意するよう呼びかけています。特に、子どもたちの安全確保には、保護者の責任が重大です。水路やため池の危険性を理解し、子どもたちを事故から守るための意識を高めましょう。