セゾンテクノロジー、ファイル連携ミドルウェア『HULFT』が21年連続国内市場シェア1位を獲得

セゾンテクノロジーが誇る『HULFT』の快挙

株式会社セゾンテクノロジーは、2024年7月に発表された富士キメラ総研のレポートにおいて、同社のファイル連携ミドルウェア『HULFT』が国内市場シェア1位を21年連続で達成したことを公表しました。この偉業は、ファイル転送ツールの分野での持続的な支持を証明するものです。

『HULFT』の市場実績

富士キメラ総研によると、2023年度の国内パッケージ市場規模は約87億5,000万円であり、その中でセゾンテクノロジーは80％のシェアを占めています。これにより、同社は21年連続で市場シェアNo.1を維持しています。特に、国内市場においては『HULFT』がデファクトスタンダードとしての地位を確立しており、社会インフラ、不動産、医療などの多様なセクターで導入が拡大しています。

この成功の背景には、デジタル化が進む中で、企業が必要とするデータ連携の重要性が増していることが挙げられます。また、主要ベンダーのメインフレーム事業からの撤退によって、オープンシステムへの移行が進行している現状も影響しています。

生成AIとデータ連携の未来

セゾンテクノロジーは今後の展望として、2024年度以降も生成AIの活用が進むと予想しています。企業が自社で保持するデータを生成AIに組み込む取り組み、いわゆるRAG（Retrieval-Augmented Generation）の必要性が高まると考えています。この技術は、大規模な言語モデルに外部データを組み合わせることで、より精度の高い検索結果を提供することを目指しています。

データ連携の重要性は今後さらに増すと予想され、そのためには安全で効率的なファイル連携ツールが不可欠です。『HULFT』はそのニーズに応える存在として、今後も市場でのシェア拡大を維持することでしょう。

セゾンテクノロジーのビジョン

セゾンテクノロジーのミッションは、「世界中のデータをつなぎ、誰もがデータを活用できる社会を作る」というものです。安心・安全なデータ連携製品やITサービスを通じて、金融や流通といった多種多様な業種へのシステム開発を行い、グローバルに展開しています。

2024年4月1日には社名を「株式会社セゾン情報システムズ」から現在の「セゾンテクノロジー」に変更し、さらなる進化を目指しています。これからも新たな技術の実装に向けた取り組みを強化し、データ連携の新しい時代を切り拓くことが期待されています。

公式サイトや『HULFT』の製品ページでは、最新情報や詳細をご確認いただけます。