神楽面の世界へ
2023-12-05 15:00:02

神楽面の魅力を東京銀座で体感!美と伝統が融合する企画展「面の界」

神楽面が語る伝統と新しい形「面の界」



2024年2月、東京銀座における特別な企画展『面の界 -神楽面が表現するかたち-』が開催されます。この展覧会は、全国の若手神楽面師たちが一堂に会し、彼らの技術と情熱を展示・販売・発信する初めての試みです。ここでは、神楽の舞に不可欠な「神楽面」の魅力を存分に味わうことができます。

神楽面とは何か?



「神楽」は日本各地に伝わる伝統的な民俗芸能で、神事や祭りでの奉納舞として親しまれています。その中心にあるのが神楽面です。神楽面は、舞い手が変化する際の重要な道具であり、その顔立ちは神話や伝説に基づく物語を表現しています。面師たちは感情を色濃く描き出し、神楽の世界を豊かにしています。

参加する神楽面師たち



本展では、四色の地域から集まる神楽面師たちがそれぞれの技を競い合います。例えば、島根県の惠木勇也氏は、石見神楽の伝統を基にした和紙を用いた面を制作しています。宮崎県の工藤省悟氏は高千穂神楽の木彫面を制作しており、魔除けとしても親しまれています。また、宮城県の佐藤高広氏は、南部神楽の面を作成し、地域の文化を守り育んでいます。そして、東京都の田中俊成氏は、里神楽の面を専門に手掛けています。

WOW inc.とのコラボレーション



さらに、ビジュアルデザインスタジオの「WOW」が参加し、神楽面を用いたインスタレーションを展開します。WOWは、デジタルアートを通じて伝統を現代に繋げる試みを行っており、その斬新なアプローチが今回の展示にも活かされます。これにより、神楽面の「語らないエネルギー」が引き出され、来場者は新しい角度から神楽面文化を体験することができるでしょう。

展示の詳細情報



展覧会は、2024年2月3日から2月12日まで、東京の銀座にある「ギャラリー桜の木」で開催されます。入場は無料で、特別なトークイベントは有料です。来場者は、神楽面の展示や販売のみならず、面師との交流を通じて、神楽の魅力をより深く理解できる機会が用意されています。

伝統を継承する試み



『面の界』は、神楽面と地域文化を繋ぐ重要な事業として位置づけられています。神楽面師たちは、自らの技術を通じて、地域の伝承文化と現代社会を結びつけ、新しい価値の創造を目指しています。この展覧会によって、参加者は神楽面の美しい歴史と、それに込められた思いを直接体感することができます。

締めくくり



東京銀座での『面の界』は、神楽面の持つ魅力を最大限に引き出した企画展です。未来への架け橋となるこの展覧会は、伝統を守るだけでなく、新たな形での文化の発信を目指しています。神楽の神秘的な世界に触れるこの機会をお見逃しなく!

会社情報

会社名
縦糸横糸合同会社
住所
宮城県仙台市青葉区子平町3-9-106
電話番号
090-2542-3552

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