新名物「鮎だしきりたんぽ」
2024-01-09 10:46:21

秋田県湯沢市が誇る新名物「鮎だしきりたんぽ」の誕生

秋田県湯沢市の新名物「鮎だしきりたんぽ」



秋田県湯沢市に位置する有限会社鮎乃家が、地元の特産品である鮎を使った新たな名物「鮎だしきりたんぽ」の商品化に向けて取り組んでいます。このプロジェクトは、地域の魅力を引き出し、さらには冬季の雇用創出にも寄与することを目指しています。

高級魚「アユ」を最大限に活用



鮎乃家は創業から60年以上、鮎料理専門店として地元の新鮮な鮎を提供し続けていますが、近年の課題として、鮎が持つ季節特有の特性を踏まえた活用方法を模索してきました。秋の産卵期には鮎が黒く変色し、その市場価値が下がるため、養殖された鮎を無駄なく利用することが急務でした。

プロジェクトでは、黒く変色した鮎を2時間かけて炭火で焼干し、その後じっくり煮込んで出汁を取る贅沢な技法を採用。利用することで、鮎の特性を活かしつつ、地域の食の文化も続けていきます。これにより、「きりたんぽ鍋」としての商品化が実現しました。

クラウドファンディングへの支援



昨年12月25日に開始されたクラウドファンディング「CAMPFIRE」では、初期目標として設定されていた支援金100万円を、公開10日で達成。これは、地域の人々がこの新しい特産品に対する期待を寄せている証です。サポーターが増えることで、湯沢市の名物を全国に広める一助となることを願っています。

幻の黄金スープ



「鮎だしきりたんぽ」には、昔から受け継がれてきた「口伝」による調理方法が用いられています。この出汁は昔、湯沢市で川漁を生業にしていた川漁師たちが自身のために作り上げた料理で、そのレシピはあまり残されていませんでした。鮎乃家はこの伝統を再現し、本格的な出汁を作り上げています。

自家製「あきたこまち」の魅力



さらに、きりたんぽの主成分である米には、彼らの田んぼで育てた自家製「あきたこまち」を使用。土鍋で炊き上げた米を職人が一本一本手作りし、囲炉裏で焼き上げたその逸品は、心温まる郷土料理として地元の人々に親しまれています。

鮎の養殖環境



この高級魚「鮎」は、豊かな生育環境を持つことで評判です。雄物川の清流を引き込んだ養殖法により、プランクトンや苔が自然に育つ環境が整い、より自然に近い美味しい鮎が育てられています。このこまち鮎は「天然ものよりも美味しい」と多くの人々に評価されています。

地域活性化と雇用の創出



秋田県湯沢市は豪雪地帯であり、冬の観光需要が減少する中、鮎乃家では「鮎だしきりたんぽ」を通じて地域の活性化を図ると共に、冬の間でも従業員の雇用を確保し、経済活動を活発にしていきたいとしています。冬でも活気ある店を目指すその姿勢が、多くの人に感動を与えることでしょう。

このプロジェクトの完成を見届け、全国の人々にも「鮎だしきりたんぽ」を知ってもらい、秋田県湯沢市の魅力を広めることができる日が待ち遠しいです。

会社情報

会社名
有限会社 鮎乃家
住所
秋田県湯沢市小野字大山沢15番地
電話番号
0183-52-3243

関連リンク

サードペディア百科事典: 秋田県 湯沢市 きりたんぽ 鮎料理

Wiki3: 秋田県 湯沢市 きりたんぽ 鮎料理

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。