高校生ロボット相撲2024全国大会開催間近
2024年11月30日(土)、福島県郡山市のビッグパレットふくしまで、日本全国の高校生たちが集結し、全国の頂点を目指す「高校生ロボット相撲2024全国大会」が開催されます。この大会は、福島県主催の「ロボット・航空宇宙フェスタふくしま2024」内での一大イベントとして位置づけられています。
高校生ロボット相撲の歩み
「全日本ロボット相撲大会」は、1989年に始まった、プロの力士さながらの戦いを繰り広げる技術とアイデアを競うイベントです。参加者は自作したロボットを用いて、土俵の中で相手を押し出す勝負に挑みます。この全国大会は、特に高校生に焦点を当てた大会として1993年から開催されており、公益社団法人全国工業高等学校長協会が主催し、富士ソフトが協賛しています。
競技の概要と参加チーム
本大会には、全国7地区の予選を勝ち抜いた64台のロボットが集結し、“高校生横綱”の名を賭けて熱い戦いを繰り広げます。出場ロボットは、自立型とラジコン型の2種類に分かれ、各32台ずつが参加します。試合は3分間の勝負で、直径154cmの鉄製土俵からロボットが落ちると敗北が決定します。
大会の優勝者には文部科学大臣賞、技術的に優れたロボットには経済産業大臣賞が贈られるため、出場者たちはその栄光を目指して、日々練習に励んでいます。
大会開催の詳細情報
- - 日時: 2024年11月30日(土) 11:00 開会式 / 11:30 試合開始 / 15:30 表彰式
(状況により、時間が変更される場合があります)
(福島県郡山市南2-52)
アクセス
- - 主催: 公益社団法人全国工業高等学校長協会
- - 協賛: 富士ソフト株式会社
- - 後援: 文部科学省、経済産業省
地区予選のスケジュール
さらに、本大会を支える地区予選も今年度行われ、それぞれの地域で熱戦が繰り広げられました。各地域で行われた予選の結果、最終的な出場ロボットが決定しました。
- - 9月22日: 中国・四国予選会
- - 9月29日: 北信越・東海予選会
- - 10月6日: 東北予選会
- - 10月12日: 北海道予選会
- - 10月14日: 関東予選会
- - 10月20日: 近畿予選会
- - 10月27日: 九州予選会
ものづくりの楽しさ
この「高校生ロボット相撲大会」の目的は、学生や社会人がロボット作りを通じて技術の基礎を学び、創造性や研究意欲を高めることです。参加した生徒たちは、自分たちの手で作り上げたロボットに愛情を持ち、試合での力強い戦いに挑みます。
このイベントは、将来の技術者やクリエイターたちにとっての重要な挑戦の場であり、まさに未来の「横綱」を育成する貴重な機会となります。さあ、全国の高校生たちがどんなロボットで夢の舞台に挑むのか、熱い期待が寄せられています。