新たな分散型ホテル「3.9 miles project」始動
千葉県銚子市で、地域貢献を目指して新しいまちづくり事業「3.9 miles project」が始まりました。このプロジェクトは、大樹不動産株式会社が手掛け、分散型ホテルを展開することで地域の魅力を引き出す取り組みです。
空き家や空き土地の活用
大樹不動産は、これまで不動産業務を通じて地域に根差した活動を行ってきました。その中で、居住実態のない住宅や利用されていない土地が多く存在していることに気付きました。これらを有効活用し、次世代に受け継いでいく方法を模索しており、地域に新たな価値をもたらすために空き家や空き土地を引き継ぐことを決定しました。
特に外川エリアは、試みのスタート地点として選ばれ、宿泊施設の運営を通じて観光資源の活用を図ります。これにより、銚子市の情報や魅力を多くの人々に発信することができると期待されています。
地域の商業活性化
「3.9 miles project」の特徴の一つは、地域内で新しい商売を始めたい人々に場所を提供することです。多くの人々が新たなビジネスに挑戦する際に物件の選定や初期投資に対して高いハードルを感じています。そこで、大樹不動産は希望に沿った不動産の提供に加え、内装やリノベーションにかかる初期費用の一部を支援することを決定しました。
この支援により、地域に新たな事業者が参入し、Uターンや移住者が増えることが期待されています。また、地元の学生たちにも地域に根ざした活動の選択肢を提示することで、職業観や将来像の形成に寄与します。
豊富な宿泊施設の計画
「3.9 miles project」では、多様な宿泊施設が計画されています。具体的には、以下のような施設が予定されています:
1.
「漁村一棟貸宿 和泉屋」 - アクセス性の高い宿泊施設。
2.
オープンキッチンスタジオ「ambient」 - 地元の食材を使った料理体験ができるスタジオ。
3.
漁港イタリアンダイニング「TOKIYORI」 - 地元の新鮮な魚介類を使ったイタリアンが楽しめる。
4.
客室「船の音」(2024年5月開業予定) - 漁港に面した宿泊施設。
5.
非日常的な平屋一棟貸し宿泊施設(2024年6月開業予定) - 快適な空間でのリフレッシュを提供。
6.
蔵をリノベーションしたプライベートサウナ付きの貸切宿泊施設(2024年12月開業予定) - リラックスを実現する特別な体験。
これらの施設が完成することで、銚子の観光業が活性化され、多くの人々が訪れることが期待されます。
プロジェクトの思い
プロジェクトの代表である和泉大介氏は、地域の魅力を発信するために取り組んでおり、新しい挑戦をする人々を支援することが本プロジェクトの目指すところだと話しています。
また、渡辺正司氏は、地域の不動産業が物件の貸し出しや売買だけでなく、新しい商業活動を創出することが、地域活性化につながると信じています。「魅力ある資源を活かしながら新たな価値を創出する」という強い意思でプロジェクトを進めており、地域の人々と共に成長を目指しています。
大樹不動産の概要
1995年に設立された大樹不動産は、銚子市に事業拠点を置き、地域貢献を第一に考えています。土地や建物の企画開発、賃貸・売買、管理運営を手掛ける中で、地域の活性化や暮らしの向上に寄与しています。
公式サイトやSNSも展開しており、地域への貢献を広める活動を続けています。
大樹不動産公式サイト
会社情報
- - 社名: 大樹不動産株式会社
- - 代表者: 渡辺正司
- - 所在地: 千葉県銚子市西芝町9-22
- - 電話番号: 0479-25-8440
今後の「3.9 miles project」の進展に期待し、銚子市の地域振興に貢献する様子を見守りたいと思います。