滋賀県甲賀で楽しむ美酒と美味しい料理の旅

滋賀県甲賀は、美しい自然に囲まれた地域で、美酒と美味しい料理が楽しめるスポットが満載です。この度、テレビ大阪の『おとな旅あるき旅』では、美酒と美味しい料理を求めて甲賀を訪れました。吉川亜樹さんと三田村邦彦さんが案内役となり、魅力的なスポットを巡る様子が放送されました。

信楽陶芸村で信楽焼を体験

まず訪れたのは、焼き物の町・信楽にある「信楽陶芸村」です。ここでは、数多くの「たぬき」の置物を製作している窯元があります。創業100年以上を誇るこの村では、型から取り外したばかりの「スタンダードたぬき」の表情を見ることができ、作り手によるアレンジの違いについても学ぶことができました。

また、昭和9年に築かれ、60年間使用された貴重な「登り窯」も見学しました。この登り窯は、完全な形で残されている数少ない窯の一つで、現在では新たなアート作品の制作にも利用されています。

老舗酒造で新酒を味わう

次に向かったのは、明治17年創業の「安井酒造場」です。甲賀市の名酒どころとして知られるこの酒造では、『初桜特別純米玉栄生酒さくらラベル』の試飲体験ができました。この新酒は1本ずつ異なる手張りラベルが施された特別感あふれるもので、吉川さんが日本酒学講師としての知識を披露する場面もありました。

地元特産を活かした美味しい食事

次に、旬の食材を生かした懐石料理が楽しめる「ふじ𠮷」へ。その中でも注目なのは、地元名産を使用した「美濃部寿司」。独特のシャリと新鮮な鯖が絶妙に組み合わさったこの寿司は、三田村さんのお気に入りです。

その後、吉川さんが向かったのは「美冨久酒造」。ここは人気ブランド『三連星』の新酒が楽しめる場所で、さらに酒粕と酒米を使ったカレーやハンバーグも味わえる直売所のカフェも併設されています。

歴史と神社の旅

お酒に関係がある「矢川神社」も訪れました。この神社は雨乞いの神と米・水の神として知られ、戦国時代には甲賀忍者たちが集まっていた場所でもあります。神社には忍者の歴史を学べる「甲賀流リアル忍者館」もあり、歴史に興味がある方にはうってつけのスポットです。

幻の近江牛を堪能

最後に訪れたのは、近江牛を楽しめる焼肉店「うし福」です。ここでは、特に希少な「近江牛10秒カルビ」をじっくりと焼いて味わいました。この肉はバラ肉の中でも特に上質な部分が使われ、衝撃の美味しさが堪能できました。また、さらに贅沢に「近江ハーブ牛赤身ブロック」をも焼いて、美味しいディナーが締めくくられました。

滋賀県甲賀の旅は、美酒や美味しい料理だけでなく、歴史や文化にも触れることができ、まさに魅力満載のひとときでした。