SMFLがケネディクス株式の全取得を発表
三井住友ファイナンス&リース株式会社、通称SMFLは、傘下のSMFLみらいパートナーズとその子会社MPSを通じて、ESR Groupの子会社が保有するケネディクス株式会社の全株式を取得することで合意しました。これにより、ケネディクスはSMFLみらいパートナーズおよびMPSの100%出資子会社となります。
ケネディクスのプロフィール
ケネディクスは不動産アセットマネジメントを専門とする企業で、J-REITや私募リート、私募ファンドに至る多様な不動産ファンドを運用しています。受託資産残高は4.6兆円を超え、その地位を確立しています。SMFLは2021年1月にSMFLみらいパートナーズを通じてケネディクス株式の70%を取得し、連結子会社としましたが、今回の全株式取得はさらなる成長を目指す重要なステップです。
戦略的な株式取得
株式の全取得は、SMFLとESRが互いの長所を生かした強固な関係を築いている証でもあります。SMFLみらいパートナーズとケネディクスは、この機会を利用して、デジタル技術を駆使した不動産小口化商品の開発に取り組んでおり、特に新しいビジネスモデル「Kolet」事業の拡大に注力しています。これは賃貸戸建住宅に特化しており、新たなライフスタイルを提供する可能性を秘めています。
海外展開と事業拡大のビジョン
今回の株式取得を契機に、SMFLグループは海外を含む不動産事業のさらなる拡大を目指し、両社の連携を強化する方針です。特に、ケネディクスの高い専門性と経営の自主性を尊重しながら、総合的な顧客サービスの向上にも努めます。これにより、顧客に対する価値創造が期待されます。
未来へのコミットメント
SMFLグループは2021年以降、ESRとの関係を深めており、今後も不動産業界を含む多様な分野での戦略的なパートナーシップを継続する方針です。これにより、新たな協業の機会を創出し、事業の多角化を図ることが狙いです。
今後の展開に大いに期待が持てるSMFLとケネディクスの関係。彼らの次なる一手が、どのような新しいビジネスを生むのか、注目が集まります。