2025年の地方移住希望地ランキングが発表され、群馬県が去年に続き1位に輝きました。続いて栃木県が2位、そして長野県が3位という結果に。これらの調査は、公益社団法人ふるさと回帰・移住交流推進機構によって毎年実施されていますが、今年度は特に移住相談の件数が過去最多を記録しました。具体的には、2025年の移住相談件数は73,003件で、前年から18.3%増加したとのこと。
調査の概要
中身について詳しく見ていきましょう。調査の対象は新規の相談者やセミナー参加者で、調査方法はアンケートを用いて実施されています。今年は過去にないほどの関心が集まり、調査員からの回答も19,021件に達しました。調査期間は2025年の1月から12月までの間となっています。
移住希望地の1位:群馬県
群馬県が2年連続で1位となった背景には、移住希望者に対するさまざまな取り組みがあります。特に都内への通勤を意識した物件探しを行っている30代の子育て世帯からの相談が多く、交通利便性の高い高崎市や前橋市が注目されています。また、高騰する都市の家賃から逃れるための相談も増えており、地域の魅力が再評価されています。夏以降には、生成AIを用いて地域を推奨され訪れる人も増えているとのことです。
2位の栃木県
栃木県は新たに始めたオーダーメイド型の移住促進ツアーにより、移住相談が大幅に増加しました。また、男女比が逆転し女性相談者が増えていることも特徴的です。来年度には「人口未来課」の設立を予定し、結婚支援と移住を組み合わせた取り組みをさらに進めていく方針です。移住に対する関心が広がる中、各市町が連携し地域の魅力を発信しています。
3位の長野県
長野県は「長野の相談はセンターへ」というメッセージが定着し、移住相談員を増やしたことでさらに利用者が増えました。特に、教育に関連した相談が増えており、若い世代からの支持を得ています。また、最近では「自給自足や就農」に関心を持つ人々も増加しており、地域おこし協力隊への相談も途切れません。このように多様なニーズに応じた取り組みが功を奏しています。
セミナー参加者の動向
セミナーに参加する人の中でも、群馬県が3年連続で1位を獲得しました。多彩なテーマのセミナーを年間60回開催し、ノウハウを共有する場として重宝されています。一方で長野県もオンライン形式を取り入れ、参加しやすい環境を整えています。和歌山県は関係人口の形成に注力し、新しいテーマを取り入れた内容で多くの参加者を集めています。
高橋公理事長の見解
高橋公理事長は、近年の住宅価格の高騰や異常気象が人々の移住への関心を高めていると述べています。都市部から地方への移住が特別な選択肢ではなくなりつつある中、移住者が地域にもたらす新しい風を期待しています。また、各県の努力が実を結び、移住希望者が実際に地域に足を運ぶことが重要だと強調し、今後の取り組みにも意欲を見せています。
このように、地方移住へのニーズが高まっている中で、各自治体の取り組みがその実を結びつつある現状が浮き彫りになっています。今後も移住を希望する人々への支援が期待されるばかりです。