伝統と革新が融合!台湾人形劇「霹靂布袋劇」展が東京で開幕!
台湾の人形劇「布袋戯」の魅力を存分に楽しめる展覧会「伝統文化の継承と発展 文化の境界を越える霹靂布袋劇」が、6月20日から東京・虎ノ門の台湾文化センターで開幕しました。
この展覧会は、台北駐日経済文化代表処台湾文化センターと霹靂国際マルチメディア社(以下、霹靂社)の共同開催で、100年にわたる「布袋戯」の人形の進化をたどる貴重な展示となっています。
会場には、伝統的な掌中人形から、金光人形、テレビ劇用人形まで、様々な時代の「布袋戯」人形が展示され、その歴史と技術の変遷を目の当たりにすることができます。また、日台合作のテレビ布袋劇『サンダーボルト・ファンタジー 東離劍遊紀』のキャラクター人形やパネル解説、霹靂社との協力でミュージカル化された宝塚歌劇団で使用された衣装などが展示され、現代における「布袋戯」の多様な展開を垣間見ることができます。
台湾と日本の文化交流の象徴!
開幕式には、謝長廷・駐日代表をはじめ、黄亮勛・霹靂社社長、サンダーボルト・ファンタジー原案・脚本・総監修の虚淵玄氏、小坂崇氣・ニトロプラス社長、安藝貴範・グッドスマイルカンパニー会長らが出席し、それぞれの思いを語りました。
謝長廷・駐日代表は、「8年前に『サンダーボルト・ファンタジー』が日本で放送された際、台湾の『布袋戯』が日本のテレビに進出することは、世界に踏み出す重要な一歩となると感じた。同作はその後、台湾と日本のファンから愛され、両国の文化的な友好交流の重要な成果の一つとなった」と述べ、台湾の伝統文化である「布袋戯」が、日本との交流を通じて新たな発展を遂げていることを強調しました。
日台合作アニメ誕生秘話!
開幕式では、黄亮勛・霹靂社社長と『サンダーボルト・ファンタジー』総監修の虚淵玄氏との対談も行われました。対談では、日台合同でヒロイン・丹翡(タンヒ)のキャラクターを設計した際に、日本のアニメのヒロインのように瞳を大きく、手も繊細に作った経験が、その後の台湾の「布袋戯」人形にも影響を与えていることなどが語られました。
伝統文化の未来へ!
本展覧会は、伝統的な「布袋戯」の魅力を再発見するとともに、現代における「布袋戯」の新たな可能性を感じることができる貴重な機会です。ぜひ足を運んで、台湾の伝統文化の深みと進化を体感してください。
開催概要
名称: 伝統文化の継承と発展 文化の境界を越える霹靂布袋劇
開催期間: 2023年6月20日(火)~7月29日(日)
会場: 台湾文化センター(東京都港区虎ノ門)
主催: 台北駐日経済文化代表処台湾文化センター、霹靂国際マルチメディア社
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入場料: 無料