就職人気企業調査
2025-12-01 10:37:06

2027年卒業予定者に響く企業の魅力、男女で分かれた人気ランキング

男女別就職人気企業ランキングの概要



2027年卒業予定の大学生を対象にした「就職人気企業ランキング」の男女別トップ50が発表され、興味深い結果が浮かび上がりました。このランキングは株式会社学情によって実施され、男性と女性それぞれの視点からの企業の人気度が如実に示されました。

男性部門の結果



男性部門では、任天堂が見事にトップの座を射止めました。これはなんと8年連続です。特に影響を与えたのが「ニンテンドースイッチ2」の大ヒットであることが報告されています。そして、伊藤忠商事が総合ランキングで8年連続1位を保持している中、任天堂がこれを押さえて1位に立ち、注目を集めました。

また、ゲーム業界では他にもコナミグループが6位、バンダイナムコエンターテインメントが10位、カプコンが11位、セガが15位にランクインするなど、前年よりも順位を上げてきました。特筆すべきは、玩具のバンダイも4位にあがった点です。これらの結果からも、ゲーム業界の強さが見て取れます。

金融業界の復調



金融業界も注目の結果となりました。男性部門には、三菱UFJ銀行が19位、野村證券が29位、三井住友銀行が34位、日本郵政グループが40位、みずほ証券が44位、そして三菱UFJモルガン・スタンレー証券が48位と、トップ50内に6社もランクインしました。これはマイナス金利政策が解除され、業績が回復した影響と考えられます。

女性部門の結果



一方、女性部門では東宝が前年の4位からトップに躍り出ました。映画を含む「マスコミ(新聞・放送・広告・出版・芸能・エンタメ)」が非常に強く、この部門は16社がトップ50に名を連ねています。特に、出版大手の集英社が10位、講談社が11位、KADOKAWAが12位、ソニーミュージックグループが13位、そしてTBSテレビが16位にランクインしており、マスコミの影響力が色濃く残っています。

食品業界と旅行関連の人気



食品業界においては、前年1位の味の素が2位に続き、ロッテが8位とトップ10入りを果たしています。また、旅行業界も復活し、星野リゾート・マネジメントが6位、JTBグループが9位にランクインしました。ANA(全日本空輸)やJAL(日本航空)も順位を上げており、旅行関連企業への関心が高まっていることがわかります。

男女の志向の違い



この調査結果からは、男性部門における金融業界の復調と、女性部門でのマスコミおよび食品業界の優位が見えてきます。また、IT関連は男性部門でのみ人気を示し、女性部門ではわずかに1社のみのランクインとなりました。このことは、女性の志向がマスコミやエンターテインメントに強く向いていることを示唆しています。全体を見ると、男女での志向や選好の違いがより明確になり、今後の就職活動に影響を与えそうです。

調査の詳細



この調査は、2025年3月1日から2025年10月31日まで実施され、全国の大学3年生および大学院1年生を対象に行われました。有効回答数は15,492件で、調査はWeb上のアンケート形式で行われました。

株式会社学情は、国内の大手就職情報会社であり、「20代向け転職サイト」で7年連続No.1に輝いていることでも知られています。今後の就職活動の参考に、ぜひこのランキングを活用していただきたいです。


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会社情報

会社名
株式会社学情
住所
東京都中央区銀座6-10-1GINZA SIX9階
電話番号
03-6775-4510

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