フィジー政府観光局の新たなキャンペーン「Bin It Or Bag It」
フィジー政府観光局は、持続可能な観光を促進するために「Bin It Or Bag It」という新しいキャンペーンを立ち上げました。このキャンペーンは、フィジーの独立記念日である2024年10月10日に、日本の旅行者向けに実施されます。フィジーをゴミがない美しい場所にすることを目的とし、環境保護の重要性を伝えています。
キャンペーンの背景と目的
この取り組みは、2023年フィジー・ツーリズム・コンベンションの提案に基づいています。このイベントでは、多くの参加者がゴミ削減の重要性を強調しており、それを受けてフィジーの観光業界が連携して行動を起こしました。現在、約15社の企業が参加し、合計でFJ$100,000(約670万円)以上の寄付や広告スペースを提供し、環境保護に対する強い意志を示しています。
具体的な活動内容
「Bin It Or Bag It」キャンペーンでは、すべてのフィジー人や旅行者に対して、ゴミの責任ある処理を呼びかけています。具体的には、ゴミを適切に処分するためにゴミ箱を使用するか、ゴミ箱がない場合は袋に入れて後で処理することが推奨されています。このシンプルなメッセージが、フィジーの美しい自然環境を守るための第一歩となり、ゴミのないコミュニティ作りへと繋がります。
キャンペーンのクリエイティブデザイン
キャンペーンのデザインには、フィジーのクリエイティブデザイナースタジオ「リリー・ケイト」とフィジー政府観光局のクリエイティブ代理店「Havas」が参加しています。イラストやポスターに起用された「カシカシ」と呼ばれる小さなヤドカリが親しみやすさを演出し、ゴミ袋を常に持ち歩く重要性を伝えます。さらに、特別にデザインされたリユーザブルバッグが、フィジーのスーパーマーケットや観光業者の店舗で配布される予定です。
参加企業とコラボレーション
インターコンチネンタルフィジーゴルフリゾート&スパ、ホリデイイン、グランドパシフィックホテル、アフラリゾーツなど、数多くのホテルや観光事業者がこのキャンペーンに参加しています。このようなコラボレーションにより、地域全体での環境保護アクションが推進されており、ポジティブな変化が見込まれています。
フィジー観光局の言葉
フィジー政府観光局のCEOブレント・ヒルは、「私たちはこのキャンペーンを通じて、持続可能な観光の重要性を広め、すべての旅行者と地元の人々に行動を促したい」と語っています。また、この取り組みの重要性を強調し、さらなる皆の参加を呼びかけています。
旅行プロモーションと訪問の魅力
フィジーへの旅行は、観光客にとって多くの魅力があります。期間は1泊4日から長期の滞在まで多様であり、フィジーエアウェイズによる成田空港発の直行便では、朝早く到着できるため、初日も充実したアクティビティを楽しむことができます。特に5泊の滞在が人気で、豊かな自然やアクティビティを満喫するには最適なプランです。
この「Bin It Or Bag It」キャンペーンは、フィジーの自然環境を守るための一助となるでしょう。観光業界が一丸となって取り組むこのイニシアティブは、持続可能な未来を目指す重要なステップです。そして、フィジーを訪れるすべての人々が、ゴミを持ち帰るという意識を共有できるよう、知恵を絞って進化することでしょう。