自動運転による物流革新
2025-02-20 11:49:03

江崎グリコとキユーピーが自動運転トラックによる物流改革を目指す実証実験を開始

自動運転トラックによる物流の未来を拓く!



物流業界における人手不足が深刻化する中、江崎グリコ株式会社とキユーピー株式会社が、革新的な自動運転トラックによる物流の実証実験を開始しました。2025年7月から開始されるこのプロジェクトは、関東と関西間での幹線輸送を効率化することを目指しています。特に厳しい物流環境の中で、両社の連携により自動運転トラックの実用化が進められます。

実証実験の背景と目的



現在、物流業界ではドライバー不足が深刻な問題になっています。特に長距離輸送では、ドライバーの確保が難しくなっており、これが業界全体に影響を及ぼしています。こうした背景の中、江崎グリコとキユーピーは、両社が得意とする商品を運ぶための共通の取り組みとして、自動運転トラックによる協力を開始することとなりました。

この実証実験では、レベル2自動運転トラックを使い、実験のデータを収集し、将来的なレベル4自動運転技術の実装へ向けた有効なオペレーションパターンを模索します。この一連の取り組みにより、効率的で持続可能な物流の未来が期待されています。

実証概要と実施計画



実証実験は、2025年7月17日から計4回の往復輸送を計画しています。輸送ルートは、キユーピーの五霞工場から神戸工場、さらにグリコの神戸工場から所沢DCへと続きます。自動運転トラックによって積載されるのは、両社の製品であり、効率的な輸送を実現します。

この実証実験を支える役割分担は次の通りです:
  • - 江崎グリコ、キユーピー:実証に必要な貨物提供
  • - KRS:輸送ルートと運行マネジメント
  • - T2:全体のマネジメント及び実験用車両の提供

検証内容としては、自動運転による走行ルートや走行時間の確認、及びオペレーションパターンの有効性確認が行われます。ただし、全ての実証はドライバーがトラックに同乗して行われるため、安全面にも配慮されています。

今後の展望と企業コメント



このプロジェクトには、江崎グリコとキユーピーの両社から期待の声が挙がっています。江崎グリコのSCM本部長、髙橋康巳氏は「この実証実験が物流革新の加速につながることを期待している」と述べています。

更にキユーピーのロジスティクス本部長、前田賢司氏は「社会全体の物流課題を解決するために、継続して努力する」と力強く語っています。

また、KRSやT2の代表者も、それぞれの立場からプロジェクトの重要性を強調し、持続可能な物流の実現に向けての貢献を約束しています。この取り組みは、特に2024年からの制度変更に対応するための準備でもあり、企業間連携の重要性を示す一例と言えるでしょう。

まとめ



江崎グリコとキユーピーの自動運転トラックを利用した物流の実証実験は、未来の物流業界を変革する可能性を持っています。彼らの取り組みが、効率性の向上をもたらし、持続可能な物流を実現することを期待します。関心を持つ方々は、今後の進展に注目していきましょう。


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会社情報

会社名
株式会社T2
住所
東京都千代田区内幸町2-2-3日比谷国際ビル 1階
電話番号

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