NSKが新たに開発したボールねじ
日本精工株式会社(以下、NSK)は、アドヴィックスの新型回生協調ブレーキシステム向けに新開発されたボールねじの量産を埼玉工場において開始しました。この新しいボールねじは、最近の自動運転技術の進展とともに高まるブレーキシステムのニーズに応じて開発されており、特に電動油圧ブレーキシステムにおいてその特性が生かされるものとなっています。
自動運転とブレーキシステムの関係
近年、自動運転技術の進化は目覚ましく、各国でその普及が急ピッチで進められています。自動運転車には、高度な安全性が求められるため、その実現に向けた技術開発が活発です。特に、自動運転においてはブレーキシステムの信頼性が極めて重要であり、ボールねじ式のブレーキシステムは応答性が高いため、その採用が進んでいます。
新開発のボールねじの特長
NSKが開発したボールねじは新しい材料を使用し、高い信頼性を実現しています。さらに、軸受の生産技術を生かした工夫がされており、循環部との一体化や周辺部品との機能統合により小型化、軽量化が図られています。このような改良により、製造時のエネルギーや資源の効率化はもちろん、実際の車両としての使用においても燃費や電費性能が向上し、カーボンニュートラルへ寄与することが期待されています。
将来の展望
今後、NSKは自動車の安全性や快適性に対するニーズの高まりを受けて、電動ブレーキ技術のさらなる向上とともに、生産体制の拡充を図っていく計画です。これにより、より安全で環境に配慮したブレーキシステムの実現を目指し、消費者の期待に応えていく所存です。
NSKの企業背景
NSKは1916年に業界初の軸受を日本国内で製造して以来、100年以上にわたって自動車部品や精密機器など、多岐にわたる製品の開発を行ってきました。海外進出も早く、現在は約30カ国に拠点を有し、軸受分野で世界第3位、ボールねじや電動パワーステアリングにおいても先進的な技術を持つ企業です。
企業理念として、「MOTION & CONTROL™」を掲げ、安全で持続可能な社会の構築を目指しています。また、NSKビジョン2026では「新しい動きをつくる。」をテーマに、社会貢献と企業成長の両方を実現する活動を展開しています。詳しくは、
NSKの公式サイトをご覧ください。