「ボイス・サポーター」でフィリピンの子どもたちの”声”を支援！月額1,000円から参加できる新しい寄付のカタチ

フィリピン・スラムの子どもたちの現状: 貧困と性搾取の影

急速な発展を遂げるフィリピンですが、貧困率は依然として高く、特にマニラ首都圏のスラム地域では深刻な状況が続いています。チャイルド・ファンド・ジャパンが支援を開始した地域では、1日の収入が最低賃金の4分の1になることも珍しく、子どもたちの教育や健康への影響は甚大です。

中学2年生で学校を辞めなければいけなかったクリステル（仮名）は、「学校に行くにはお金がかかるから、行けなかった」と語ります。食事も1日2回しか取れないことも。貧困は子どもたちの未来を奪い、学費や生活費のために、性搾取に巻き込まれるリスクも高まります。

近年では、オンラインでの子どもの性搾取も深刻化し、フィリピンは世界で最も問題が深刻な国の一つとされています。金銭目的で、子どもの性的画像を販売したり、性的な動画を配信したりするケースが増加しており、47万人の子どもたちが被害に遭っていると言われています。

子どもたちの”声”に触れる「ボイス・サポーター」: 支援の報告は子どもレポーターの動画で

チャイルド・ファンド・ジャパンは、こうした状況下にある子どもたちを支援するため、新しい寄付プログラム「ボイス・サポーター」をスタートしました。

ボイス・サポーターは、月額1,000円から、自分にあった金額で支援に参加できるプログラムです。従来の寄付では、団体からの報告書やメールマガジンで活動内容を知ることが一般的でしたが、ボイス・サポーターでは、子ども自身が動画で支援の現状を報告します。

さらに、オンラインツアーを開催し、現地の様子をより詳しく知ったり、子どもたちと交流したりすることもできます。

子どもたちの未来を支えるために: 参加方法とチャイルド・ファンド・ジャパンについて

ボイス・サポーターは、子どもたちの未来を支えたいという思いを持つ人にとって、新しい寄付のカタチと言えるでしょう。

現在、ボイス・サポーターを100名募集中です。参加を希望される方は、ボイス・サポーター公式サイトから詳細をご確認ください。

チャイルド・ファンド・ジャパンは、1975年より、アジアを中心に貧困の中で暮らす子どもたちの支援活動を行っている国際協力NGOです。フィリピン、ネパール、スリランカを中心に、子どもたちと手紙のやりとりを通して成長を見守るスポンサーシップ・プログラムなどを通して、支援を続けてきました。世界70ヵ国、2300万人の人々に支援を届けており、近年ではウクライナやパレスチナ・ガザの緊急支援も行っています。