ブダペストで日本の竹ハンドリングセッションが開催
2026年8月19日、ハンガリーのブダペストで「ハンドリングセッション」が開催され、多くの参加者が集まり、日本の竹と竹細工の魅力を体験しました。このイベントは、虎斑竹専門店「竹虎」を運営する株式会社山岸竹材店によって実現しました。
竹虎は1894年に創業し、132年もの歴史を持つ竹製品のメーカーであり、日本の竹文化を次世代に伝えることを目的としています。セッションでは、参加者に竹の特性や魅力を五感で感じてもらうことが重要視されました。
実際に触れることの重要性
竹は、写真や映像だけではその魅力を十分に伝えられません。竹の軽さ、硬さ、弾力、手触り、さらには香りまで、実際に手にしたことで初めて理解できる部分が多いのです。今回のセッションでは、参加者たちはただ聞くだけでなく、自ら積極的に竹に触れる体験をしました。
竹草履を実際に履いたり、青竹踏みに乗ったりすることで、竹特有の感触や形状を体感する参加者たちの姿が印象的でした。さらに、竹皮を水で濡らして触り比べる実験によって、竹が水分を吸収することでどのように変化するかを実感しました。
参加者の熱心な態度
このセッションには職人の方々も参加しており、日本の竹細工や素材の活かし方について熱心に耳を傾けている姿が見られました。竹が生活の中でどのように利用されてきたのか、またそのプロセスを理解することは、竹文化を海外に伝えていくうえで非常に重要です。
参加者たちの前で竹虎の四代目、山岸義浩さんの説明にも熱が入ります。言葉の壁や文化の違いを越え、実物の竹を介して生まれる自然な興味や会話が、参加者にとって新たな発見をもたらしました。実際に触れることで竹という素材の力を再確認させられる時間となりました。
竹文化の発信
日本では竹は古くから身近な素材として利用されてきましたが、海外では多くの人々が初めて触れる経験をしました。竹虎は、完成品だけでなく、原材料に対する理解とその活用の仕方を伝えることで、竹文化の重要性を強調しています。彼らは竹を知り、その個性を生かしてものづくりを進めていくことの重要性を感じています。
竹虎は高知県須崎市安和に位置し、創業以来132年間、竹と向き合い続けています。竹に宿る知恵や文化を次の世代、そして海外へと伝える努力を続けています。
今後の展望
今回のハンドリングセッションは、日本の竹を「見る」だけでなく「触れて知る」ことで、参加者との新たなつながりを生み出しました。今後も竹虎は、職人の技や日本の竹文化を国内外に広げていく意義を感じながら、新しい試みを続けていく所存です。ハンガリーでの成功は、さらなる国際的な展開の第一歩となることでしょう。
公式ウェブサイト:
竹虎