LAND INSIGHTの新たな一歩、AI支援サービス「圃場DX」の技術カタログ掲載
2023年10月、福島県南相馬市に本社を構えるINCLUSIVE株式会社の子会社、LAND INSIGHT株式会社は、農地調査のAI支援サービス「圃場DX」がデジタル庁の「技術カタログ」に掲載されたことを発表しました。この掲載は、農業分野におけるデジタル革新への大きな一歩となります。
デジタル庁の技術カタログとは
技術カタログは、デジタル庁がアナログ規制の見直しを目指す中で、活動を行っています。こちらでは、代替技術としての活用可能性を持つ商品やサービスが整理され、公開されています。民間企業からの応募をもとに、所定の手続きを経て、様々なカテゴリーに分類されて掲載されるこのカタログに掲載された「圃場DX」は、農業行政分野の現地調査における業務効率化を支援するサービスとして注目されています。
「圃場DX」の機能と利点
「圃場DX」は、人工衛星のデータと地理空間情報を駆使した非常に先進的な農業行政向けの現地調査効率化サービスです。このサービスにより、農地の作物やその利用状況をAIによって判定することが可能になり、現地での調査が必要な農地数が減ります。これによって、人件費を削減し、さらに調査員が熱中症にかかるリスクを軽減できるのです。また、地方自治体などにおいて情報のデジタル管理や地図上での可視化を行い、業務の効率化に寄与しています。
今後の展望
LAND INSIGHTは、アナログの規制緩和の流れを受け、労働力の減少が課題となる時代において、GovTechの分野での技術実装を推進していく計画です。生産性を向上させるだけでなく、貴重な労力を補う技術の開発と提供を通じて、持続可能な自治体業務の実現に努めていく考えです。
LAND INSIGHT株式会社について
LAND INSIGHTは、2022年4月に設立されたINCLUSIVE株式会社の子会社で、衛星データを活用した地域課題の解決に取り組んでいます。地上の課題に対し、宇宙からの視点を活用した新しいインサイトを提供することを目指しています。さらに、「圃場DX」の導入事例は福島県南相馬市で成功を収めており、今後は全国展開を計画しています。
INCLUSIVE株式会社のビジョン
INCLUSIVE株式会社は、「ヒトを変え、事業を変え、社会を変える」というビジョンのもと、メディア事業やコミュニケーションコンサルティング事業、人工衛星データ利用事業などを手掛けています。その全てのビジネスを通じて、社会的な変革を促進することを目指しており、これからの展開が非常に期待されています。
参考リンク
2023年度の農業革命を担う「圃場DX」、その続報にぜひご期待ください!