アサヒ飲料と岐阜市、ペットボトルリサイクルで連携開始
2023年1月13日、アサヒ飲料株式会社と岐阜市が「ペットボトルの水平リサイクルの実施に関する協定書」を締結しました。この新しい取り組みは、環境に配慮した持続可能な社会へ向けた大きな一歩となります。インフラと技術を組み合わせて、岐阜市から回収される使用済みペットボトルを新たな飲料容器として再生する「ボトルtoボトル」リサイクル事業を推進していきます。
「ボトルtoボトル」リサイクルの特徴とは
「ボトルtoボトル」は、従来の石油から製造されるペットボトルと比較して、CO2排出量を大幅に削減することができるリサイクル手法です。この方法は、高温でペットボトルを溶かし異物を取り除く「メカニカルリサイクル」と、化学的に分解する「ケミカルリサイクル」を組み合わせています。この2つの手法を用いることで、リサイクル時に発生する残渣を最小限に抑えつつ、より高いリサイクル率の実現を目指します。
メカニカルリサイクルとケミカルリサイクルの違い
メカニカルリサイクルでは、リサイクル工程で約20%の残渣が産出され、その一部はペットボトル以外の素材へとリサイクルされます。一方、ケミカルリサイクルは分子レベルまで分解するため、より高品質な再生ペット樹脂が生成されますが、コストは増大する傾向にあります。アサヒ飲料はこの2つの手法の長所を生かし、効率的で質の高いリサイクルを目指します。
岐阜市の協力による持続可能な社会の実現
今回の協定により、岐阜市は汚れたペットボトルもリサイクル可能な技術を持つリサイクラーを指定することによって、リサイクル率を向上させる努力をします。この取り組みは、資源を循環させることで持続可能な社会の実現に寄与することが期待されています。
また、使用済みペットボトルを新しいペットボトルとして再利用することにより、多くの人々にとって環境問題への意識を高めるきっかけとなるでしょう。
岐阜市の市長 柴橋正直氏も「この協定は、地域において持続可能な資源循環型社会を築くための重要なステップです」と語っています。
まとめ
アサヒ飲料と岐阜市の連携は、ペットボトルリサイクルの新たなモデルとなるでしょう。環境保護と地域資源の最大活用が期待されている中、実際の取り組みを通じて持続可能な未来を形成していくことが求められています。今後もこのプロジェクトに注目が集まります。