CODE BLUE 2024:サイバーセキュリティ国際会議の開催
日本最大のサイバーセキュリティ国際会議『CODE BLUE 2024』が、2024年11月9日から15日まで新宿区の高田馬場で開催されます。この会議は、世界中から集まるサイバーセキュリティの専門家が集結し、最新のトピックや技術について議論を交わす貴重な場です。特に今年の注目は、初めて実施される「Bio Hacking Village」と呼ばれるワークショップです。
多彩なワークショップとコンテスト
CODE BLUE 2024では、合計11件のサイバーセキュリティに関するワークショップやコンテストが予定されています。初開催となるバイオ・ハッキング・ビレッジでは、医療機器のセキュリティについて医療や技術の専門家が集まり、最新の知見を共有します。また、組織が遭遇しやすいクラウド設定の問題や、Active Directoryのセキュリティ対策に特化した実践的なワークショップも用意されています。
具体的なワークショップの例を挙げると、セキュリティ人材の発掘を目的とした『NECセキュリティスキルチャレンジ(CTF)』や、サイバーインシデントの対応を体験できる『やってみよう!TTX(机上訓練)!』があります。これらのワークショップは、実務経験に基づく多様なフィードバックを受けられるため、参加者にとって有意義な学びの場となるでしょう。
CODE BLUEの魅力
特に注目すべきは、参加者がサイバー攻撃によるインシデントにどのように対応するかを擬似体験できる『Cyber Range Exercise』です。この演習では、実際のサイバー攻撃を模したシナリオの中で、参加者がサイバーインシデント対応チームの役割を担うことで、リアルな危機管理能力を高めます。
更に、Androidアプリの解析を行う『Android Security - Hacker's Guide』や、自動車のサイバーセキュリティに関わるワークショップ『Car Hacking Village』も魅力的です。特に自動車分野では、専門家による知識の共有が期待され、業界の新たな知見を得るまたとない機会となります。
参加方法とチケット情報
CODE BLUE 2024では、参加者向けにさまざまなチケットが用意されています。メイントラックにアクセスできるカンファレンスチケットと、特定のエリアへの入場が制限されるビジターチケットから選択可能で、参加者は自分のリソースに応じて適切なチケットを選ぶことができます。カンファレンスチケットは一般98,000円(税込)、ビジターチケットは一般27,000円(税込)から販売されます。
事前の参加登録は公式サイトより行うことができ、特にセミナーやワークショップへの参加は早めの申し込みが推奨されます。公式サイトでは、具体的なプログラム内容や参加手続きについての詳細が確認できます。
CODE BLUEの目的
CODE BLUEは、アジア地域のサイバーセキュリティの活性化や、国内外の優秀な若手研究者の発掘を目的とした国際会議です。12回目の開催となる今回も、多彩なプログラムを通じて参加者が国境を越えた情報交換や交流を図り、最新の知識・技術を身につける機会を提供します。
まとめ
サイバーセキュリティという重要なテーマについて学ぶ貴重な機会となる『CODE BLUE 2024』。多くの専門家と共に学び、最新の知見を吸収するチャンスをぜひお見逃しなく。公式サイトやSNSを通じて最新情報をチェックし、参加を検討してみてはいかがでしょうか。