三機工業の新技術
2025-07-11 11:39:20

三機工業が新技術IBIS2を導入しモデリング精度向上を実現

三機工業とIBIS2の結びつき



三機工業株式会社が、株式会社Liberawareが開発した新型のドローン「IBIS2」を正式に導入しました。この技術革新により、レーザースキャナと併用することで、既存の設備データ取得の部材数を約135%向上させることに成功しました。今回は、その導入背景や具体的な成果について詳しく探っていきます。

導入の背景



建物の内部には、空調や換気、給排水のための配管やダクトが設置されています。これらの設備は、老朽化や変更により定期的な改修が求められ、それに伴って現状のデータ取得が不可欠です。特に竣工後何年も経っている建物では、竣工図が存在しない場合も多く、設備の状態や位置を正確に把握することが難しい状況です。

これを解決するため、三機工業では既存設備の3Dモデリング化を推進しており、レーザースキャナを使った点群化に依存していました。しかし、狭い天井内や複雑な配管により、計測の質が低下してしまう問題があったのです。これに対処するため、三機工業はIBIS2を導入し、従来の方法との相乗効果を検証しました。

具体的な成果



IBIS2は、昨年度から発表されている建物内の点検用ドローンの中でも特に小型であり、天井裏の埃の環境でも十分に機能する防塵設計が施されています。このデザインは、現場の計測環境に特化したものです。

ITAにおいて、IBIS2とレーザースキャナの併用により、作業時間の短縮と部材数の増加が実現しました。検証を行った結果、IBIS2を利用した際の現場での撮影時間はわずか10分、従来のスキャナの場合、40分を要します。また、データ処理においても、IBIS2とスキャナを組み合わせた方法では大幅な時間短縮が見られました。この結果、最終的には3D CADデータとして表現できる部材数も約135%向上し、一部の天井裏空間では驚異の400%向上を果たしました。

今後の期待



2025年にはさらに進化した「IBIS2 Assist」のリリースが予定されており、これにより複雑な空間でもより安定してデータを取得できると期待されています。これが実現すれば、三機工業にとってますますの技術的優位性をもたらすことでしょう。

これに伴い、IBIS2の運用実績を蓄積し、キャド・ケンドロと協力して今後も取り組みを進めていく考えです。IBIS2の導入により、三機工業は建物の設備管理における最新技術を活用し、業界のリーダーとしてさらなる安全性と効率性を追求しています。

株式会社Liberawareについて



株式会社Liberawareは、「誰もが安全な社会を作る」をミッションとしており、屋内空間の点検に特化したドローン開発を行っています。これからも安全で効率的な点検ソリューションを提供するため、革新を続けていくことでしょう。詳細は公式ウェブサイトで確認できます。


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会社情報

会社名
株式会社Liberaware
住所
千葉県千葉市中央区中央3-3-1 フジモト第一生命ビル6階
電話番号
043-497-5740

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