進化するコインランドリーの新たな形
2024年、株式会社wash-plusが展開するコインランドリー専用IoTシステム「smart laundry」が、一般社団法人日本オムニチャネル協会主催の「DXイノベーション大賞2024」において、ベンチャー企業部門で最優秀賞を受賞しました。この受賞は、ランドリー業界の未来を示す重要な一歩となります。
「DXイノベーション大賞2024」とは?
「DXイノベーション大賞」は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を実現する革新的な企業やシステムを表彰するもので、今年が初の開催となります。80社以上のエントリーの中から書類選考を通過した数社が、2月に行われた「オムニチャネルDay」でプレゼンテーションを行い、その中からtopの企業が選ばれました。
株式会社wash-plusの高梨代表は、「smart laundry」による新たな洗濯体験について約6分のプレゼンで、審査員から「身近であるコインランドリーがこれほど進化しているとは驚きだ」との評価を受けました。
IoTシステム「smart laundry」の特徴
2017年に発表された「smart laundry」は、コインランドリーの従来型サービスが抱える様々な問題を解決し、洗濯と乾燥機の多機能化を図っています。このシステムは、顧客のスマートフォンアプリと店舗の機器が連動することで、利用者とオーナーの負担を軽減することを目指しています。具体的なメリットは以下の通りです。
顧客のメリット
- - 洗濯と乾燥のコース選択が可能
- - キャッシュレス決済に対応(クレジットカードや各種電子決済が利用可)
- - 盗難対策としてドアロック機能や透明度調整の窓を設置
- - コース終了時の通知機能が利用可能
- - 領収書の発行(インボイス制度対応)
- - 利用頻度に応じたステータス獲得が可能
オーナーのメリット
- - ウェブサイトを通じた店舗状況の把握やリモート操作(運転・停止、返金など)
- - キャッシュレス決済導入による運営効率化
- - コールセンターへの委託による顧客対応のアウトソーシング
- - ソフトウェアの更新により新機能の追加が可能
スマートフォンアプリ「smart laundry」
このシステムに連動したスマートフォンアプリもリリースされており、利便性を一層高めています。「smart laundry」アプリは、2025年2月までに50万ダウンロードを達成しました。アプリでは、各種キャッシュレス決済、クーポン配布、セール情報の通知、オンラインでの領収書発行など、多彩な機能が利用できます。
wash-plusの未来へのビジョン
wash-plusは、引き続き顧客のニーズに応える商品とサービスの提供に注力し、業界最先端を目指し続けます。また、「DXイノベーション大賞」の受賞に限らず、企業の様々な取り組みが評価されており、過去にも数々の賞を受賞しています。
このように、洗濯業界の進化は止まることがなく、今後も多くの注目が集まることでしょう。今すぐ、「smart laundry」の体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。