愛知の老舗和菓子屋「お亀堂」が手掛けるお正月餅
お正月が近づくと、多くの人々が初詣や家族の集まりを楽しみにしたり、古くからの伝統を重んじます。そんな中、愛知県の老舗和菓子屋「お亀堂」は、12月28日から縁起の良い最高級のお正月餅を販売することを発表しました。予約は12月21日まで受け付けており、早期割引も用意されています。
「本物であり続ける」こだわり
今年は米の価格が過去最高水準に達する中で、多くのメーカーが値上げを余儀なくされています。しかし、お亀堂は「本物であり続ける」という信念を持ち続け、変わらず最高品質の「ひよく餅米(佐賀・熊本県産)」を使用していく方針です。この米は特に粘りと弾力性に富んでおり、焼いても煮てもその特性が失われません。プロの料理人たちからも支持されるこのもち米は、まさにお正月に相応しい素材と言えます。
職人の手作業が生む仕上がり
お亀堂のお餅は、いずれも手作りで、そのすべての工程に職人の手が入っています。木のセイロと竹を用いた蒸し方で、もち米を丁寧に蒸し上げます。その後、杵でしっかりとつき上げ、ひとつひとつを手で伸ばして包丁で切り分けます。この手間を惜しまない技法が、お餅の柔らかさや伸び、コシ、そして香りをもたらすのです。不均一な形も職人の技が光る証拠であり、そこで生まれる人のぬくもりが、お客様に喜ばれています。
4つの味わいを楽しむ
お亀堂では、「白・草・きび・豆」の4種類のお餅を用意しています。特に「白のし餅」は、もち米100%を使用したシンプルかつ基本の形。「草のし餅」は無着色の天然よもぎを活かし、香り豊かな逸品。「きびのし餅」はきびとのブレンドで優しい風味に仕上がり、「豆のし餅」は深煎りの黒豆を加え、独特の香ばしさが魅力です。中でも「きび」と「豆」は特に人気が高く、多くの注文が寄せられています。
販売と予約情報
この特別なお正月餅は、2024年12月28日から販売開始となります。予約は12月21日までの早期割引価格の適用があります。販売場所は「お亀堂」の本社直売店で、営業時間は9:00から18:00まで。電話での予約は0532-45-7840までご連絡ください。
森社長の思い
お亀堂社長の森氏は、正月に食べる縁起のいい餅が家族の健康や幸せを願う日本古来の風習であることを強調しています。素材や製法に妥協せず、信頼される味を提供し続けることが、自身の役割であると語っています。
まとめ
『お亀堂』は戦後間もなく1950年に創業を始めて以来、愛知・三河地区の伝統的な和菓子屋として認識されています。地元の農家と連携し、SNSを駆使した商品開発などを行いながらも、伝統を守る精神を大切にする姿勢が、多くの人々に愛され続けています。これからも地域の人々にとって、欠かせない存在であることを目指し、餅作りに情熱を注いでいくことでしょう。