愛媛・松山で冬の道後をアートで飾る特別イベント

冬の道後をアートで彩る特別企画

この冬、愛媛県松山市の道後温泉エリアで開催される2つのアートプロジェクトが、訪れる人々を魅了します。道後公園では、美術家・髙橋匡太さんが手掛ける参加型アート作品「ひかりの実」が、2025年12月19日から2026年1月18日までの期間、展示されます。この作品では、参加者が描いた“笑顔”が込められた果実袋が美しく明るく照らされ、冬の夜空を幻想的に彩ります。

もう一つの注目ポイントは、道後温泉本館を舞台に、アーティスト蜷川実花さんとクリエイティブチームEiMによる「蜷川実花 with EiM × 道後温泉 DOGO ART」です。このプロジェクトは、2025年10月10日からすでにスタートしており、道後温泉の歴史的文化に新たな芸術的価値を加えています。

参加型アート作品「ひかりの実」

道後公園の「ひかりの実」は、参加者が果実袋に描く笑顔が展示される、心温まる参加型アートです。2014年に始まり、今年で12回目を迎えます。約3000個の果実袋が公園内の木々に飾られ、参加者が明るく光る作品を作り出します。子どもたちや観光客が思い思いに描いた絵が、一体となり幻想的な景観を創出します。

開催概要は下記の通りです：

- 開催期間: 2025年12月19日～2026年1月18日
- 時間: 常時点灯
- 場所: 道後公園北側入口～西側一帯

蜷川実花 with EiM × 道後温泉 DOGO ART

道後温泉本館も新たにアートで彩られています。蜷川実花さんとEiMの手により、道後の魅力を引き立て、観光資源をミックスした色彩豊かな作品が展示されています。このプロジェクトは、道後温泉本館が改築130周年を迎えたことを記念し特別に実施されています。

航空光照明が、四季折々の花や金魚の画像を通して、昼と夜で異なる顔を持つアート作品を体験できます。

メインのインスタレーションは、道後温泉本館で見ることができ、ライトアップは午後5時から午後11時30分まで行われます。

ここでは、特別な提灯ゲートやエントランス暖簾、公式ショップ「蜷川商店」が設けられ、訪れる人々に華やかで親しみのある体験を提供します。このように、道後温泉はただの温泉地ではなく、アートの力で新たな魅力を開花させつつある場所として注目されています。

アートの未来に期待

この冬、道後温泉エリアで開催されるアートイベントは、訪れる人々に心に残る感動を与えることでしょう。道後の伝統と現代アートが絶妙に融合したこの企画が、松山市や道後のファンを増やし、さらなる活力をもたらすことを期待しています。アートを通じて、新たな価値を見出す冬の道後にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。