AI画像解析と個人情報保護の両立:Deeping Source社の技術が日本上陸
近年、AIによる画像解析技術は商業施設や公共施設での利便性向上、セキュリティ強化などに大きく貢献しています。しかし、解析対象となる画像には、個人が特定できる情報(顔、ナンバープレートなど)が含まれることが多く、個人情報保護との両立が課題となっていました。
この課題を解決する画期的な技術が、韓国のベンチャー企業、Deeping Source社によって開発されました。同社は、個人情報を秘匿化処理した上で、AIによる高精度な画像解析を可能にする独自の技術を確立。この技術は、日本国内での商業施設、駅、空港などへの導入が期待されています。
Deeping Source社の技術:個人情報保護とAI解析の両立
既存の個人情報秘匿化技術では、画像のノイズが発生したり、AIが画像を正しく認識できなくなるといった問題がありました。Deeping Source社の技術は、個人情報を効果的に秘匿化しながらも、AIによる年齢、性別、人数などの解析精度をオリジナル画像と同等レベルに維持します。
技術のステップ
1. オリジナル画像の取得
2. 個人情報の秘匿化処理
3. AIによる画像解析(人物の年齢、性別、人数などの解析が可能)
MTMC(Multi-Target Multi-Camera)技術
Deeping Source社は、マルチカメラ間で複数の人物を追跡できるMTMC技術も提供しています。大型ショッピングセンターなど、広範囲の空間における人物の動線把握に役立ちます。これは、顧客動線の分析や混雑状況の把握など、マーケティングや施設運営の効率化に貢献するでしょう。
個人情報の保護をしないリスク
近年、プライバシー保護への意識の高まりとともに、個人情報の取り扱いに関する規制が強化されています。画像データの流出による個人情報漏洩は、企業イメージの悪化だけでなく、巨額の損害賠償請求につながるリスクも孕んでいます。Deeping Source社の技術は、そうしたリスクを軽減し、企業のコンプライアンス遵守を支援します。
Deeping Source社について
2018年に韓国で設立されたDeeping Source社は、韓国や欧米のショッピングセンター、ホテル、展示会場などで既にその技術が採用されています。同社の技術は、AI画像解析技術の進化とともに、プライバシー保護の重要性が増す現代社会において、必要不可欠なソリューションとなるでしょう。
日本市場への展開
ユニ電子株式会社が、Deeping Source社の技術の日本国内での販売代理店として、導入を推進します。商業施設、駅、空港など、多くの場所で活用が見込まれ、プライバシー保護とAI活用による効率化の両立に大きく貢献すると期待されています。
お問い合わせ
Deeping Source社の技術に関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。
ユニ電子株式会社 営業部
TEL:03-6811-7478
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