富士錦酒造が新たに「富士錦純米稲穂酒」を発売!
2023年10月1日、静岡県富士宮市の富士錦酒造株式会社より、「富士錦純米稲穂酒」が再び市場に登場しました。このお酒は、主に神事や祝い事に際して重宝されており、新年のお祝い、店舗のオープン、さらには神事の奉納など様々な場面で活躍します。富士山の美しさと稲の実りを象徴するこの商品は、富士錦酒造の冬の名物となっており、その背景には35年にわたる伝承と情熱があります。
開発の背景とは?
「富士錦純米稲穂酒」は、実った稲穂が収穫された後に行われる編み込み作業が特徴です。このプロセスにより、富士錦酒造は米作りから酒造りまで一貫して行うことを可能にしています。特に、手作業で一本ずつ削ぎながら施される「俵編み」技法は、このお酒の独特な魅力の一つです。これにより、製品の数量が限られており、特別感が感じられるのが魅力です。
35年前、富士錦酒造はこの「俵編み」の技術を取り入れ始めました。当初は地元で育てられる稲穂を使い、休耕田を活用しながら継続的に農業を支え、装飾用に稲を用いる形でしたが、時代の変化とともに専業農家が減少し、現在では社員がこの技術を継承しています。その結果、地域の伝統を守りながら、現代に合わせた形での酒造りが行われています。
伝統の意義と商品情報
「伝統」は富士錦酒造が大切にしている価値観の一つです。社長の清信一氏は、「ものごとが実ることの象徴である稲穂をまとった商品は、祝いの象徴でもある」と語ります。この言葉が示す通り、稲穂酒は愛と感謝を表現する特別なお酒として、多くの人々に親しまれています。
商品は720ml、1800ml、4500mlの3タイプが用意されており、それぞれの価格は以下の通りです:
- - 720ml:4,840円(税込)
- - 1800ml:6,050円(税込)
- - 4500ml:20,790円(税込)
原材料には国産の米と米麹が使用されており、品質に妥協ない仕上がりが特徴です。販売は富士錦取扱店や、富士錦酒造公式通販サイトで行っています。
富士錦酒造について
145年以上の歴史を持つ富士錦酒造は、静岡県富士宮市に位置し、富士山の豊かな水を使用して日本酒を醸造しています。元禄年間から続くこの蔵元は、代々受け継がれてきた技術を駆使し、地酒の魅力を伝え続けています。また、毎年開催される「蔵開き」は、全国から多くの来場者を迎える一大イベントで、地元の特産品とともに日本酒を楽しむ機会として人気を集めています。
このように、「富士錦純米稲穂酒」はただの日本酒ではなく、伝統や文化を感じさせる特別な存在です。ぜひ、この機会に手に取って、富士錦酒造の魅力を体験してみてはいかがでしょうか?