アットマークテクノがIoT機器向けLinux OSを発表
株式会社アットマークテクノは、IoT機器用の最新Linux OS「Armadillo Base OS(ABOS)」を発表し、ルネサス エレクトロニクス株式会社の新型MPU「RZ/G3L」および「RZ/G3SE」に対応しました。無償評価版は2026年9月10日から提供されます。
IoT機器に求められるセキュリティ
近年、IoT機器へのセキュリティ要件が厳格化しており、日本国内では「JC-STAR」による適合性評価、欧州では「EUサイバーレジリエンス法」が施行される中、機器メーカーは高い技術要件をクリアしなければなりません。特に、セキュアブートやデータ暗号化、物理的改ざん防止を実装することが求められています。 さらに、最近の脆弱性に素早く対応するためには、ソフトウェアの構成を可視化できるSBOMの管理がカギとなります。
ABOSの特長と連携するハードウェア
ABOSは高いセキュリティ機能と長期運用を重視して設計されたLinuxベースのOSです。コンテナアーキテクチャを採用し、OSとアプリケーションを分離。これにより、OSのアップデートがアプリケーションに影響を与えない仕組みを実現しています。また、アタックサーフェスを最小限に抑えつつ、安全性を確保するために、毎月のアップデートも提供します。
さらに、デバイス管理サービス「Armadillo Twin」との統合により、遠隔からのIoT機器の監視や管理が可能になります。このシステムにより、ソフトウェアアップデートの際も安全に対応できるようになっています。
無償評価版の提供について
アットマークテクノは、ルネサス製MPU「RZ/G3L」に対して、2026年9月10日から無償評価版を提供し、その後2027年には商用版のABOSも登場予定です。この取り組みによって、産業機器におけるIoTの進展をさらに加速させ、安全なIoT社会の実現を目指します。
アットマークテクノについて
アットマークテクノは、「Armadillo」シリーズを通じて、省電力かつ堅牢性の高い組み込みプラットフォームを提供しており、これまでに90万台以上の出荷実績を誇ります。ハードウェアとOS、運用管理サービスを包括的に組み合わせることで、産業機器のIoT化を実現してきました。これからも新しい技術とともに進化を続け、IoT市場におけるリーダーシップを発揮していくことでしょう。
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