eギフトアプリ「All in gift」が新たな風を吹き込む
最近、株式会社ハックルベリーが提供するeギフトアプリ「All in gift」が、鴨料理専門店「藤乃」に導入され、その成功が話題となっています。特に、冷蔵便で届けられる鴨鍋セットという限られた商材を扱う「藤乃」にとって、eギフトの使用は大きな意味を持つことが明らかになりました。
「藤乃」とは
「藤乃」は、大阪に店舗を構える鴨料理専門店であり、2012年にオープンしました。店の自慢は、国産の河内鴨のみを使用した料理で、本店を含め三つの店舗を運営しています。それぞれの店舗では、鴨鍋や手打ちそばなどの日本料理を楽しむことができます。特にオンラインショップ「藤乃おとりよせ」では、コロナ禍において店の味をそのまま全国に届けることを目的に展開しており、今年で5年目を迎えます。特に鴨鍋はその人気メニューです。
「All in gift」の導入背景
「藤乃」では、従来、ギフト需要は存在していたものの、配送日時を確認する必要があり贈り主が苦労する点が課題でした。しかし、「All in gift」を導入することで、住所を知らなくても簡単にギフトを贈れる仕組みが整い、新規顧客の開拓にも繋がったのです。
導入の決め手
「All in gift」を選んだ理由は、まずそのコストパフォーマンスにあります。当時は無料で開始でき、運営側が使いやすさを感じたことが大きな決め手となりました。また、ハックルベリーのセミナーでの印象も良く、信頼感をもち導入を決定したとのことです。
導入後の効果
実際に導入してみると、ギフト需要が増加し、顧客からの反響も上々です。特に「eギフト対応」との商品名を記載すると、売上がアップしたという具体的な実績も挙げられています。さらに、ギフトを受け取った方からの再注文も増え、新たなる顧客獲得の手段として確立したことが実感されています。
「All in gift」の機能
「All in gift」アプリは、手軽にギフトを贈るためのさまざまな機能を提供します。例えば、複数の配送先への設定が可能な「マルチシップ」や、熨斗の設定、ラッピング、デジタルメッセージカードなど、個々のニーズに合わせた多様な設定が可能です。これにより、利用者は非常にスムーズにギフトを送ることができます。
今後の展望
ハックルベリーでは、今後も「All in gift」を日本の商習慣に合った機能にアップデートする予定であり、EC事業者を支援するサービスの強化に取り組んでいます。これにより、事業者が長期的に成長できるような環境を整えていくことでしょう。
「All in gift」の導入によって「藤乃」が得た新たな風は、今後他の業界にも波及する可能性があります。特に、ギフト文化が根付いている日本において、このようなサービスが普及していくことが期待されます。