マテリアル革命
2019-12-06 15:17:37

統合型材料開発システムが切り拓くマテリアル革命への道

統合型材料開発システムが切り拓くマテリアル革命への道



2023年12月20日、東京のイイノホールにて開催される公開シンポジウム「統合型材料開発システムによるマテリアル革命」では、我が国の先端技術であるマテリアルズインテグレーション(MI)を礎として、最新の材料開発手法が詳細に紹介されます。参加者は新たな可能性を感じ取る貴重な体験を得ることでしょう。

シンポジウムの目的と背景


このシンポジウムは、内閣府、文部科学省、そして国立研究開発法人科学技術振興機構によって共催され、SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)に基づいて行われます。内閣府総合科学技術・イノベーション会議の指導のもと、科学技術によるイノベーションの実現を目指した国家プロジェクトであり、これまでの技術の限界を超える新しい材料開発の手法を広めることが目的です。

このシンポジウムでは、航空機の機体用に開発された高機能CFRPや、粉末・3D積層技術を駆使した金属やセラミックスの材料プロセスに関する最新の研究が紹介されます。参加者は、MIの利点を理解し、材料開発がどのように加速されるのかを学ぶことができます。

マテリアルズインテグレーションの概要


MIとは、計算科学、理論、実験、データ科学を融合させた材料工学のアプローチです。この手法によって、計算機上で材料の特性をシミュレーションすることができ、開発にかかる時間を大幅に短縮し、コストも削減することが可能となります。材料開発のプロセスの効率化は、今後の産業界にとって重要なテーマであり、競争力を向上させるためにも必要な技術です。

シンポジウムのプログラム


当日は、13時から16時5分まで、以下のプログラムが予定されています:
  • - 13:00〜13:05 主催者挨拶(髙原 勇、内閣府)
  • - 13:05〜13:20 PD挨拶および「統合型材料開発システムによるマテリアル革命」の概要紹介(三島 良直)
  • - 13:20〜14:05 基調講演「次世代材料探索のための数学—材料科学連携」(小谷 元子)
  • - 14:05〜14:45 A領域「先端的構造材料・プロセスに対応した逆問題MI基盤の構築」(出村 雅彦)
  • - 14:45〜15:00 休憩
  • - 15:00〜15:30 B領域「逆問題MIの実構造材料への適用(CFRP)」(岡部 朋永)
  • - 15:30〜16:00 C領域「逆問題MIの実構造材料への適用(粉末・3D積層)」(渡邊 誠)
  • - 16:00〜16:05 閉会挨拶(毛利 哲夫)

このように、充実したプログラムで最新の材料開発技術に触れられる貴重な機会となっています。

参加方法と取材申請


シンポジウムへの参加は無料で、参加希望者は指定のホームページから申し込みが必要です。また、報道機関の方々に向けた取材申請も同様の方法で受付けており、その際は業種欄で「報道機関」を選択してください。

詳細は公式サイトをご覧ください:シンポジウム特設サイト

このシンポジウムは、今後の材料開発に大きな影響を与えることが期待されており、多くの専門家や研究者が集まる場とあって、見逃せないイベントです。先進的な研究成果に触れるチャンスをぜひつかんでください。

会社情報

会社名
SIPシンポジウム2019事務局
住所
東京都千代田区永田町1丁目6-1
電話番号

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