EX-Fusion資金調達
2024-11-08 19:14:52

EX-Fusion、レーザー核融合の実用化に向け11億円を調達

EX-Fusion、11億円の資金調達を発表



株式会社EX-Fusionは、プレシリーズAで11億円の資金調達を行ったと発表しました。これにより同社の累計調達額は30.3億円に達しました。EX-Fusionは、レーザー核融合の分野での実用化を目指し、革新的な技術開発を進めています。

1. レーザー核融合の背景



d脱炭素社会の実現に向けた取り組みが進む中、レーザー核融合はますます注目を集めています。国際的には、大学や研究機関を中心に多くの研究が進められてきましたが、2022年の米国エネルギー省からの報告を受けて、各国のスタートアップ企業がこの分野に次々と参入しています。EX-Fusionも、その一環として日本国内でのレーザー核融合技術の実用化を目指し積極的に活動しています。

2. 資金調達の目的



今回の資金調達により、EX-Fusionは弊社の浜松に設立した自社施設を活用し、従来のレーザー制御装置やターゲット供給装置の統合を進めていきます。特に、実験では1秒間に10回のレーザープラズマ生成を目指しており、これによって技術開発が一層加速する見込みです。将来的には、核融合エネルギーのグローバルリーダーを目指し、専用のレーザーシステムを内製化し、レーザー核融合を中心にした様々な産業分野の技術開発に寄与していく予定です。

3. 主要な出資企業



今回の資金調達には、みやこキャピタル、デライト・ベンチャーズ、そして千島土地が出資しています。各出資者は、EX-Fusionの技術開発と事業展開の進展に非常に期待を寄せています。

みやこキャピタルのコメント



みやこキャピタルの岡橋寛明代表は、技術開発の進展に感謝し、EX-Fusionの高速点火方式によるレーザー核融合が将来的に実用化されることを強く期待しています。加えて、社会実装のスピードも重要であると強調しました。

デライト・ベンチャーズの視点



デライト・ベンチャーズの西田光佑パートナーは、EX-Fusionの技術が持続可能なエネルギーに貢献する可能性を高く評価し、特に革新的な技術開発を通じた社会貢献に注目しています。

千島土地の判断



千島土地の芝川善行社長は、国内外の核融合スタートアップが次々と登場する中、EX-Fusionの取り組みが重要であると述べ、日本の核融合発電の実現に向けた期待感を示しています。

4. 今後の展望



EX-Fusionは、クリーンエネルギーの生成を含む新たな技術分野を開拓し、レーザー核融合エネルギーの可能性を追求します。また、得られた技術を様々な光産業に応用することで、今後の社会に大きな貢献を果たすことを目指しています。クリーンエネルギーの普及を通じて、持続可能な社会への移行を支援する企業として成長していくことでしょう。


画像1

会社情報

会社名
株式会社EX-Fusion
住所
大阪府吹田市山田丘2番8号大阪大学テクノアライアンスC棟 C806
電話番号
050-5526-7508

トピックス(科学)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。