EdgeCortix、SAKURA-IIの耐放射線性能を示す
エッジコンピューティングの最前線を行くEdgeCortix株式会社は、同社の先端AIコプロセッサ「SAKURA-II」がNASAによる厳格な重イオン試験を通じて、卓越した耐放射線性能を示したことを発表しました。この試験結果は、同社の技術が宇宙環境での運用に適応し得ることを示すものです。
NASAによる試験と評価
この重イオン試験は、テキサスA&M大学サイクロトロン研究所の施設にて行われました。試験の結果、SAKURA-IIにおいて破壊的な事象は確認されず、一時的な放射線影響も極めて軽微であることが示されました。これにより、このプロセッサが低軌道(LEO)、静止軌道(GEO)、さらには月面での実用に十分な性能を持つことが証明されました。
特筆すべきは、これがEdgeCortix製品において二番目のNASA評価であるという点です。以前のSAKURA-Iも同様に優れた耐放射線性能を持ち、他のAIプロセッサと比較して一歩先を行く結果を残しました。このような性能指標は、今後の宇宙探査活動におけるAI技術の導入を高める要因となるでしょう。
自律化への道
最近の宇宙ミッションでは、自律的なシステムが求められています。最近の機械学習やコンピュータビジョン技術の進化によって、宇宙でのセンサー処理能力は飛躍的に向上していますが、その計算負荷は従来のCPUでは捌ききれないケースが多く、そのため新しいアプローチが必要とされています。SAKURA-IIは、エネルギー効率に優れた設計により、必要な計算力を提供しつつも、消費電力を抑えることを実現しています。
このプロジェクトは、国防イノベーションユニット(DIU)の支援の下、宇宙における自律性を追求するために始まりました。博士号を持つ創業者兼CEOのサキャシンガ・ダスグプタ氏は、「この試験結果は、EdgeCortixの理念通り、宇宙でも高効率かつ信頼性の高いAI処理ができることを示しています。この技術が、AI駆動の次世代宇宙探査を実現するための重要な一歩であると誇りに思っています」と述べています。
EdgeCortixのビジョン
EdgeCortixは、2019年に設立されて以来、コネクテッド・インテリジェント・エッジ向けの半導体ソリューションを推進してきました。主に防衛、航空宇宙、インダストリー4.0、ロボティクスなど多岐にわたる分野で、エネルギー効率を重視したAIプロセッサを提供しています。
また、特許取得済みのハードウェア・ソフトウェア協調設計手法を使うことで、高効率でランタイムの再構成が可能なAIアクセラレータを実現しています。これにより、エッジ推論の分野で業界の先頭を走っています。
詳細情報
SAKURA-IIの機械学習アクセラレータの試験結果に関する詳細は、NASAが公開した文書を通じて確認できます。興味のある方は、
こちらのリンクを参照してみてください。また、EdgeCortixの最新情報は公式ウェブサイトにアクセスすることで確認できます。
公式ウェブサイト:
EdgeCortix公式サイト