AI-1グランプリとは?
会計事務所向けのAI活用を促進するコミュニティ「AI研究会」が主催する「AI-1グランプリ」は、会員事務所が実業務においてAIをどのように使っているかを競うイベントです。2026年に開催された第2回では、「プロンプト部門」「WEBアプリケーション部門」「AIエージェント部門」の3部門にわたり、84件の参加作品が集まりました。
競技の概要
本大会では、AI研究会のメンバーである1,235事務所が参加し、各部門ごとに実用的なAI活用事例を応募しました。審査は、セブンセンス税理士法人の大野修平氏によって行われ、アイデア、実用性、生産性の向上、さらなる加点項目の4つの観点から40点満点で評価され、受賞作品が決定しました。最優秀賞や優秀賞には入らなかった作品の中からも審査員特別賞が選出され、独創性や実用性が光る作品も讃えられました。
受賞者の紹介
今回のグランプリでは、最優秀賞に輝いたのは新潟県燕市にある「つばさ税理士法人」です。この事務所は、リモートワーカーの工数や依頼を効率よく把握できる「つばさリモート工数ダッシュボード」を開発し、業務を一元的に管理する画期的なアプローチで評価されました。特に、リモートワーカーの管理が未解決の問題である中で、実際の業務に即した解決策を提供する取り組みが際立ちました。
他にも4つの事務所が優秀賞に選ばれ、中でも税理士法人メディレクションの「WEB適性検査システム」や、ブレダ税理士事務所の「残高エビデンス綴 自動作成エージェント」、大石会計事務所の「宅配弁当 一気通貫システム」、ウィズアップ税理士法人の「リスクマネジメント提案プロンプト」など、各事務所の工夫が光る注目作品が並びました。
表彰式の様子
受賞結果は、大阪会場および東京会場で開催された「フォーラム2026AIエージェント革命」のプログラム内で表彰されました。このイベントは、会計業界におけるAI活用の最新動向を学ぶ絶好の機会となりました。
AI研究会の役割
AI研究会は、会計業界でのAI活用を支援するために設立され、会員間の交流を通じて実践的な知識を蓄積することを目指しています。最新のAI情報の提供に加え、実務で役立つプロンプトや事例のシェアを行い、参加事務所が自らの業務にAIをどのように活用できるかを模索する手助けをしています。
今後ますます進化するAI技術が業界に与える影響に注目が集まっている中、多くの会計事務所がAIを活用して業務効率の向上や顧客サービスの質を高める取り組みが期待されます。今回のグランプリで発表された各事例が、業界全体の発展に寄与することを願っています。