卵黄型マヨネーズのコク
2025-02-28 11:32:29

キユーピーが明らかにした卵黄型マヨネーズのコクの秘密

キユーピーが卵黄型マヨネーズの研究を発表



キユーピー株式会社は、卵黄型マヨネーズのコクとその成分に関する新たな研究成果を発表しました。この研究では、卵黄由来の低分子ペプチドがマヨネーズのコクに寄与する可能性が示唆されています。

研究背景と目的



卵黄型マヨネーズは、その濃厚な味わいが特徴です。一般的に、卵黄の量が多いほどコクが強くなるとされています。また、製造直後よりも時間が経つことでうま味やコクが増すことが知られています。先行研 究によって、製造後に卵黄由来の低分子ペプチドの量が増加することが確認されていますが、今回の研究ではさらに進んでコクに寄与する成分の探索が行われました。

研究結果



卵黄型マヨネーズの中で、卵黄を多く含む製品ほど保存後に低分子ペプチドが増加する一方で、高分子ペプチドやタンパク質は減少することが分かりました。このことから、卵黄由来の低分子ペプチドがコクに重要な役割を果たしている可能性が浮かび上がります。特に、卵黄を多く配合したマヨネーズが保存された場合、2カ月の間に低分子ペプチドの増加が顕著であり、これは製品のコクに寄与する一因と考えられます。

さらに発表されるポスターでは、ヒトのコク味受容体である「CaSR」がこれらの成分を認識するかどうかについても言及されます。これは、コクの感知における生理学的なメカニズムを解明する上で重要な研究です。

キユーピーの100年の歴史



キユーピーは1925年に日本で初めてマヨネーズの製造・販売を開始し、今年で100年を迎えます。その間、商品の改良に加えて「おいしさの本質」を追求する研究も続けてきました。今後もおいしさ研究を通じて、豊かな食生活の実現に向けて貢献していく方針です。

まとめ



卵黄型マヨネーズのコクの秘密は、低分子ペプチドにあることが新たに示唆されました。研究成果は2025年3月に行われる日本農芸化学会で発表される予定で、これによってマヨネーズのさらなる進化が期待されます。コクやうま味を更に深く探求することで、キユーピーはお客様に新しい価値を提供していくことでしょう。


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会社情報

会社名
キユーピー株式会社
住所
東京都渋谷区渋谷1-4-13
電話番号
03-3486-3331

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