株式会社TomoBizは、訪日外国人向けの消費税免税サービス「リモタックス」を提供する企業です。同社は、セブン銀行が運営する「セブン銀行アクセラレータープログラム2024」に採択されました。
この採択により、TomoBizはセブン銀行と共同で、セブン銀行ATMを活用した免税還付の利便性向上を目指したサービス開発を検討していきます。
2024年度の税制改正大綱では、訪日外国人向けの消費税免税制度が変更されることが決まりました。従来は免税店で購入時に消費税が免除されていましたが、改正後は出国時に免税分の払い戻しを受ける仕組みになります。
この変更に伴い、免税店は販売時に訪日外国人から消費税相当額を預かり、出国時に税関で商品の持ち出しが確認された場合にのみ、消費税相当額を還付する必要が生じます。
この制度変更は、免税店にとって負担が増加する可能性があり、訪日外国人にとっても、還付手続きの煩雑さや時間のかかる点が懸念されています。
TomoBizは、セブン銀行との連携により、これらの課題を解決する革新的な還付サービスの開発を目指しています。
具体的には、「リモタックス」の事業範囲を拡張し、セブン銀行ATMを活用することで、訪日外国人にとってより簡便な還付方法を提供することを目指しています。
TomoBizの代表取締役社長である崔 彰桓氏は、今回の採択について「セブン銀行のアクセラレータープログラムに採択されたことを大変光栄に思います。新たな税制改正に対して弊社の『リモタックス』サービスとセブン銀行のATMサービスを融合させることで、訪日外国人に対する還付手続きをより迅速かつ簡便に提供できると確信しています。さらに安価な還付サービスを免税店に提供することで、コスト負担の軽減を図りたいと考えています。これにより、日本の免税販売市場に新たな価値を提供し、訪日外国人の利便性向上に貢献したいと考えています。」とコメントしています。
TomoBizは、今後も革新的なソリューションを通じて、訪日外国人の利便性向上に努めていくとしています。
TomoBizのセブン銀行アクセラレータープログラムへの採択は、訪日外国人向け免税サービスの進化にとって大きな一歩となるでしょう。
消費税免税制度の改正により、免税店は新たな負担を強いられる可能性があり、訪日外国人にとっても、還付手続きの煩雑さや時間のかかる点が懸念されていました。
TomoBizとセブン銀行が共同で開発する新たなサービスは、これらの課題を解決する可能性を秘めています。セブン銀行ATMを活用することで、訪日外国人は、より簡便に還付手続きを行うことができるようになるでしょう。
また、TomoBizが提供する「リモタックス」サービスは、免税店の負担を軽減することで、免税販売の促進にも貢献すると考えられます。
今回の取り組みは、日本の免税販売市場の活性化に大きく貢献するだけでなく、訪日外国人の満足度向上にもつながると期待されます。
今後、TomoBizとセブン銀行がどのようなサービスを開発していくのか、注目が集まります。