近年、企業は効率化だけでなく、新しい価値の創出が求められています。そこで、株式会社日本コミュニケーションアカデミー(COMAC)と株式会社TSUMUGUが共同で開発したのが「AI拡張型SECIモデル」です。このモデルは、野中郁次郎著の知識創造理論「SECIモデル」の概念をAI技術で拡張し、組織の“暗黙知”を効果的に資産化することを目指しています。
発表によると、この新モデルは、COMACが持つ特許技術である「エピソードlink®」と「つながるAI®」を組み合わせて、企業が個々の経験や想いを構造化して蓄積できる仕組みを提供します。この仕組みにより、企業は内部からの組織変革や新規事業の創出を加速させることができるのです。
背景:価値創造が企業成長のカギ
市場環境の変化や人手不足を背景に、多くの企業が業務効率化にAIを活用しています。しかし、持続的成長に必要なのは、従来の効率化を超えた新しい「価値の創出」や「組織の一体感」です。このニーズに応えるべく、AI拡張型SECIモデルは、個人の経験や判断基準など、言語化されていない知識を組織の力として活かすための仕組みを作り出しました。
特徴:AIを業務効率化から価値創造へ
このモデルが持つ最大の特徴は、AIを単なる業務効率化のツールとしてではなく、人の思考や価値観を可視化し、組織全体の意思決定に活用する点です。その結果、経験が属人的に依存していた知見支援を、再現性のあるプロセスに組み込むことが可能になります。
中核技術:特許技術を駆使した知の構造化
- - エピソードlink®(特許第7620361号):個々の経験から判断基準や価値観を抽出し、構造化する技術で、意思決定の本質を可視化します。
- - つながるAI®プラットフォーム(特許第7755836号):組織の内部知性と生成AIなどの外部知を結びつけ、企業特有の判断基準を持ったAI環境を構築します。
新たな人材「ナレッジ・コーディネーター」
この新モデルの成功には、AI活用を専門的に担う「ナレッジ・コーディネーター」という新しい役割の人材が重要です。この人材は、組織において対話を重ね、AIの活用設計を進めることによって、知識を循環させていく中核として機能します。
期待される効果
本モデルの導入により、以下のような効果が期待されています。
- - 社員の経験を可視化し、組織内での知識共有を促進。
- - 意思決定の質とスピードが向上。
- - 新規事業の立ち上げが活性化。
- - 経営と現場の認識のギャップが解消される。
- - 外部依存から脱却し、自走型組織への転換が可能。
代表コメント
COMACの代表取締役、河野克典氏は「AIは単に答えを出す存在ではなく、人々の内面的な価値を映し出すものであると認識しています。このモデルによって、組織内の言葉になっていない価値を引き出し、企業が自ら成長し続ける仕組みを実現したい」と述べています。
会社概要
- - 株式会社日本コミュニケーションアカデミー(COMAC)
代表取締役:河野克典
所在地:東京都豊島区雑司ヶ谷3-7-1-1F
事業内容:AIを用いた組織開発や共同研究開発を手掛ける。
代表取締役:美才治明則
所在地:東京都港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル南館17階
事業内容:経営コンサルティングと人材育成サービスを提供。
URL:
TSUMUGU
株式会社日本コミュニケーションアカデミー(COMAC)
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URL:
COMAC