自治体AI zevoにおける新しい生成AIモデルの登場
2025年5月16日、シフトプラス株式会社は、自治体との共同開発によって誕生した「自治体AI zevo(ゼヴォ)」に新たな生成AIモデルを追加することを発表しました。これまでの利用で好評を得ていたChatGPT、Claudeに続き、Googleの最新技術を基にしたGemini 2.5 ProおよびGemini 2.5 Flashが全自治体に向けて提供開始されました。
Gemini 2.5 Pro / 2.5 Flashの特長とは?
これらの新モデルは、様々な推論に対応できる強力な機能を持ち、思考モデルとしてその能力を活かします。具体的には、以下の特徴があります。
Gemini 2.5 Pro
- 入力:1,048,576
- 出力:65,535
- - リージョン: アメリカ(アイオワ)
- - ナレッジカットオフ: 2025年1月
- - 特徴: 思考モデル
Gemini 2.5 Flash
- 入力:1,048,576
- 出力:65,535
- - リージョン: アメリカ(アイオワ)
- - ナレッジカットオフ: 2025年1月
- - 特徴: 思考モデル
利用と導入のメリット
この新モデルによって、自治体AI zevoは生成AIの選択肢が増え、ユーザーはより多様なニーズに応じた運用が可能になります。特に、思考モデルとしての特性を強化したことから、複雑なデータの解析や問題解決が一層進むことでしょう。
また、Gemini 2.5 ProとFlashは、追加費用なしで利用できるため、コストパフォーマンスにも優れています。自治体における情報処理やサービス向上にぜひ活用していただきたいポイントです。
将来の展望
シフトプラス株式会社は、今後も自治体AI zevoにおいてさらなる生成AIモデルの追加を計画しています。これにより、自治体の業務効率や住民サービスの向上に寄与し、デジタル化推進の一端を担えることを期待しています。
ユーザー向け注意点
なお、Gemini 2.5 ProおよびFlashはアイオワリージョンで提供されるため、地域によっては利用に制限がある場合もあります。デフォルトでは利用が禁止されているため、正式な利用には組織管理者の許可が必要です。これらの要件を考慮しながら、自治体でのAI活用を進めていくことが重要です。
会社概要
シフトプラス株式会社は2006年に設立され、主に地方自治体向けのITソリューションを提供しています。全国各地に事業所を持ち、「ふるさと納税」管理システムの自社開発を通じて、多くの自治体からの信任を得ています。その実績からも、自治体向けサービスの展開において高い専門性を備えていると言えるでしょう。
これからも自治体AI zevoのさらなる発展と、生成AIの活用に期待が寄せられています。