叡啓大学が創出する地域企業との新たな連携
2025年10月8日、広島市に位置する叡啓大学で、注目の「ひろしまバリューシフトプログラム」の開講式が行われました。このプログラムは、都市圏の優秀な人材を理由に赴任する客員研究員と、地域の企業が連携することで、経営課題の解決を目指すという革新的な取り組みです。
開講式の様子
当日は、研究者たちに加えて多くの地域企業の代表や関係者が参加し、プログラムの成功に向けた期待感が会場に溢れていました。叡啓大学の学長である有信睦弘氏が挨拶を行い、このプログラムの意義や目標について触れました。続いて、叡啓大学産学官連携・研究推進センター長の早田吉伸教授がプログラムの詳細を説明しました。これは、広島県内では初めての試みで、都市部から迎え入れた中核人材が、地域企業の経営課題解決に貢献することを目的としています。
プログラムの目的
「ひろしまバリューシフトプログラム」は、地域の企業が抱える経営課題に対し、外部からの新しい視点を取り入れることで、新たな方向性を見出すことを狙いとしています。研究員たちは、地域企業での実践を通じて、自己のスキルを向上させるばかりか、地域への還元も重視しており、双方が共に成長することが期待されています。
参加者の意気込み
開講式では、プログラムに参加する企業と研究員からそれぞれの抱負が語られました。企業側からは「新しい視点を取り入れることで、事業の発展を図りたい」との声があり、また研究員たちは「地域貢献を通じて学びを深めたい」と力強く語りました。このような前向きな姿勢は、今後のプログラムにおいて重要な要素となるでしょう。
ここからの取り組み
プログラムに参加する研究員は、令和8年3月末までの約半年間にわたり、企業に参画して課題解決に取り組みます。具体的には、週4日は企業での業務に従事し、週1日は叡啓大学でリスキリングや演習を受講します。これにより、地域の企業だけでなく、研究員自身も成長を遂げることが期待されています。
未来への展望
この「ひろしまバリューシフトプログラム」が成功することで、地域の経済活性化に繋がるだけでなく、広島が持つポテンシャルが引き出されることを願っています。叡啓大学の活動を通じて、地域と外部人材との有機的な連携が生まれ、持続的な発展に繋がることが期待されます。
今後の進展にぜひ注目していきたいところです。