森林整備事業の新たな形！ドローンでのオルソ画像作成機能の無料提供開始

ドローンによる森林整備の新時代

イントロダクション

近年、森林整備は重要な課題として注目されており、効率的かつ迅速な対応が求められています。そんな中、株式会社マプリィが新たに提供する「オルソ画像作成機能」のアップデートが、林業界に革命をもたらすと期待されています。これにより、ドローン（UAV）を活用した森林整備事業の申請が、より簡便かつ効果的に行えるようになります。

無料アップデートの概要

マプリィは、森林整備事業申請を行うユーザーに向けて、UAVで撮影した写真データをもとにオルソ画像を生成する機能を無料で提供します。この機能は、mapry林業アカウントを持つ全てのユーザーが利用可能で、事務作業の簡略化と現場での作業効率を同時に向上させることが期待されます。特に、オルソ画像の作成とポリゴン作成を行うことができるため、補助金申請時に必要なデータを迅速に作成することが可能です。

オルソ画像作成の仕組み

mapryPC版の特徴

この新機能を活用するためには、まず点群解析ソフト「mapryPC版」を使用します。このソフトは、汎用的なUAVで撮影された写真から高精度なオルソ画像を生成する機能を備えています。特に、設定が簡単で面倒な工程が不要な点が大きな魅力です。

推奨PCスペック

オルソ画像作成に必要なPCスペックは以下の通りです。

- CPU: Intel/AMD 64bit プロセッサ（6～32コア、3.0 GHz以上）
- システムメモリ: 32GB～128GB（作成する画像枚数により異なる）
- OS: Windows 10/11（64bit）

特記すべきは、GPUは不要でローカルのCPUベースで動作可能であることです。

mapryGISでのポリゴン作成

マプリィの提供するWebベースの地理空間情報システム「mapryGIS」では、オルソ画像を直感的に操作してポリゴンを生成できます。これにより、施行区域や除地区域を元にした補助対象区域のポリゴン生成が簡単に行えます。また、点検測量の確認も容易となり、効率的なデータ管理が実現します。

ポリゴン作成機能の利点

- 補助対象区域ポリゴンの生成
- ポイント座標および距離の計測
- 作成データのプロジェクト保存、印刷機能
- 面積表示機能

これにより、UAVからの連続写真撮影を行い、オルソ画像を作成し、最終的な帳票作成までをスムーズに結びつけることができます。

今後の展望

昨今、林野庁はデジタルデータによる申請・検査へと移行しており、これに対応する形でマプリィはさらなる機能拡張を目指しています。オルソ画像作成機能は、その第一歩と言えるでしょう。これにより、現場作業と事務作業の両方が効率化され、林業のDX（デジタルトランスフォーメーション）が加速することが期待されています。