第2回「こどもの本総選挙」とは
「こどもの本総選挙」は、小学生たちが自分のお気に入りの本を選ぶためのイベントです。昨年からの第1回では、全国の787校が参加し、計12万8055票という多くの票が集まりましたが、今年の第2回ではその参加校の数が2.2倍、つまり1800校を超えています。これは、全国の小学校の約1割にあたります。
今や多くの子どもたちが参加するこのイベントは、単なる投票の枠を超えて、本との出会いや選ぶ楽しさを提供する場になっています。2017年11月1日にスタートした第1回では、12万8055票が投票され、特に「ざんねんないきもの事典」シリーズや「おしりたんてい」シリーズなどが話題を呼び、書店でも大規模な展開が行われました。子どもたち自身による選考された本は、彼らの声が反映された結果であり、出版業界を大きく活性化させる一因となりました。
投票受付と参加方法
第2回「こどもの本総選挙」の投票は2019年11月1日から始まり、個人からの投票は2020年1月15日まで受け付けています。投票は、全国の書店で配布されている用紙か、公式HPのWEBフォームから行うことができます。
- - 投票開始日:2019年11月1日(「本の日」)
- - 投票締め切り:2020年1月15日
- - 結果発表イベント:2020年5月5日(「こどもの日」)川崎市にて
- - 書店でのランクイン作品の展開:2020年5月6日から開始予定
NPO法人の設立による信頼性の向上
「こどもの本総選挙」は、ポプラ社の創立70周年事業から始まり、現在はNPO法人として運営されています。この法人は、児童書を刊行する出版社から集まったメンバーによって設立され、公平で透明性のある運営を目指しています。「こどもの本総選挙事務局」では、今後も活動を進めていく意気込みを示しており、より多くの協賛を呼びかけています。
岡本大事務局長は、「新しいメンバーを迎え、多くの新しい取り組みに挑戦しており、これが新たなスタート」とコメントしています。「こどもたちが本を好きになったら、本の未来は明るいものになる」と信じています。事務局では、協賛・後援をしてくれる団体や企業を広く募集しており、参加者には多くの支援を期待しています。
みんなで本を通じた素晴らしい体験を!
この取り組みは、単なる投票イベントを超えて、本の世界への入口を広げるものです。子どもたちが自分の好きな本を選ぶことができ、選ばれた本が多くの子どもたちに届くことを目的としています。投票を通じて、彼らの成長や本に対する愛情が育まれることを願っています。皆さんもぜひこの機会に参加し、子どもたちと共に本の楽しさを実感してみてはいかがでしょうか。