富士薬品とみどり市の新たな連携協定
2024年12月10日、医薬品の研究開発や製造、販売を行う株式会社富士薬品が群馬県みどり市と「災害対策と地域住民の健康づくりの推進および高齢者支援に関する連携協定」を締結しました。両者は今後、地域の災害対策や健康増進に力を入れ、地域の活性化を図ることを目指します。
連携協定の目的
富士薬品は、地域と密接に関わる配置薬販売の企業として、災害時の医薬品提供はもちろん、地域住民の健康を促進するための多様な取り組みを行うとのこと。具体的には、以下の4つの施策が柱となります。
1. 防災・災害支援に関する事業
災害時においては、公共施設や避難所に必要な医薬品を無償で提供し、平常時には防災グッズや備蓄品を提供することが可能です。また、地域のお客様に対して防災情報をお届けする活動も行います。
2. 健康増進に関する事業
富士薬品の営業員は、厚生労働省認定の登録販売者の資格を持っているため、医薬品の正しい使用法やセルフメディケーションの支援を通じて地域の健康意識を高めることを目指します。
3. 情報発信に関する事業
既存の契約者を訪問する際には、健康情報や健康診断の呼びかけを行い、季節ごとの病気防止の啓発活動も実施します。自治体の要請に応じてセミナーなども共同開催する予定です。
4. 高齢者・児童の見守り及び安全に関する事業
配置薬の特性を活用し、高齢者や子供たちの安全確保を支援します。市と協議のうえ、見守り活動を行うことで地域の安全な生活を支援します。
みどり市の健康増進計画
みどり市は「第2次みどり市健康プラン21」を定め、地域住民の健康寿命を伸ばすため、様々な施策を展開しています。富士薬品と連携することで、さらなる健康促進を実現しようとしています。
富士薬品の使命と取り組み
富士薬品は「とどけ、元気。つづけ、元気。」をスローガンに掲げており、1930年の創業以来、地域住民の健康を支えるために配置薬販売など多岐にわたる事業を展開しています。全国に1,271の店舗を持ちながら、その地域に根付いたサービスを展開し、住民の健康と安心を支援することに努めています。
まとめ
富士薬品とみどり市の連携協定は、地域住民の健康と安全の向上を目的にしたものであり、今後その取り組みがどのように進展するのか、地域の方々にとって非常に重要な関心事となるでしょう。