報連相の実態調査
2025-04-07 17:21:09

報告・連絡・相談の重要性とビジネス現場の実態を探る調査結果

報告・連絡・相談(報連相)に関する調査結果



株式会社識学が実施した「報告・連絡・相談」、「報連相」に関する調査では、上司や管理者がいる20代から50代の会社員たちにその重要性について尋ねました。驚くべきことに、97%もの人々が「報連相」が重要であると認識しています。しかしながら、実際に「報連相がしやすい」と感じている人は75%という結果であり、この2割近いギャップが浮き彫りとなりました。

調査背景


近年、テレワークの普及やグローバル化が進んでいる中、ビジネス環境は急速に変化しています。その中で、円滑な情報共有はますます重要視されており、特に日本の職場文化に根付く「報連相」は重要な要素の一つです。しかし、対面でのコミュニケーションが難しい環境が増える中、従来の方法が適切に機能しにくくなっています。

今回の調査では、報告する機会がどれほど大切か、また「報連相」を怠った経験についても多角的に分析しました。

調査結果の概要


調査において最も多くの人が「報告する機会はある」と回答したのは48%。その中でも「報告することがルール化されている」と認識しているのは40.3%でした。これに対して、報告方法で最も多かったのは「問題発生時に報告する」で、67.2%がこの回答を選びました。

さらに、報告のフォーマットが整っているかという質問では、わずか11.7%が「規定されている」と回答し、報告方法の均一化が急務であることがわかりました。

業務の相談に関しては、57%が「上司」におこない、24.3%が「同僚」という結果でした。また、報告の重要性を認識しているにもかかわらず、報告しづらい相手や状況における課題も出てきています。ここでは、上司や管理者の人間性が問われたり、報告のタイミングが難しいとされる要因が挙げられており、この点が「報連相」のしにくさに結びついています。

理想的な環境とは


「報連相」をしやすい上司とはどのような人物かという問いには、多くの人が「的確な指示をくれる」、また「否定や批判せずにまず聞いてくれる」という回答が寄せられました。会社側については、「上司や同僚と話しやすい雰囲気」が最も高い評価を受けており、よりオープンな文化が重要視されています。

業務の改善に向けて、報告フォーマットの整備や定期的な打ち合わせの実施が効果的であるとの意見も多く、業務の効率化につながることが期待されています。

最後に


今調査を通じて、「報連相」の重要性と実施の難しさが改めて浮き彫りになりました。今後は、これらの課題解決に向けた取り組みが重要になるでしょう。株式会社識学は、今後もこの研究を深掘りし、多くの企業での報連相改善に貢献していきたいと考えています。報告の不足を防ぎ、より良い業務環境を築くための手段を模索続けます。


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会社情報

会社名
株式会社識学
住所
東京都品川区大崎2丁目9−3 大崎ウエストシティビル 1階
電話番号
03-6821-7560

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