PR TIMES、名古屋証券取引所プレミア市場への上場申請
株式会社PR TIMESは、東京都港区に本社を構える企業で、数多くの企業にプレスリリース配信サービスを提供しています。今月、同社は名古屋証券取引所プレミア市場への上場申請を行うことを決定しました。この決定は、同社のミッションである「行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ」の実現を目指すための重要なステップです。特に、個人投資家との接点を深めることが狙いとなっています。
重複上場の背景と目的
PR TIMESは、すでに東京証券取引所プライム市場に上場していますが、名古屋証券取引所への重複上場は、地域の投資家との関係を深め、同社の活動に対する理解を促進するための戦略の一環です。上場によって、地域の企業や個人投資家に対し、取引機会を広げることが期待されています。これにより、同社の事業への投資促進を図っていく考えです。
事業拡大に向けた取り組み
同社はプレスリリース配信に加え、SaaS型の業務支援ツールやスタートアップメディア、システム開発、SNSマーケティング支援など、幅広い事業を展開しています。このような多様性により、持続可能な成長を目指し、業績向上に取り組んでいます。さらに、2026年度には売上高92億5百万円、営業利益31億49百万円といった高い業績を見込んでおり、これを達成することが中長期的な企業価値の向上に寄与するとし、情報の開示や株主との対話を重視していく方針です。
地域経済への貢献
PR TIMESは、2024年に関西支社を設立した後、東海支社の設立を計画しており、地域の中規模以上の企業のPR活動を支援するために、積極的な投資を続けています。これにより、地域の企業が自ら発信する力を引き出し、地域社会への貢献を重視しています。
上場申請の今後の見通し
なお、名古屋証券取引所による承認の可否や時期については未確定です。上場申請が承認されれば、東京証券取引所プライム市場との重複上場となり、同社の投資家層の拡大が期待されます。
PR TIMESは、今後も「行動者」の声を反映し、社会貢献を続ける姿勢を貫きながら、成長を目指していくことでしょう。地域社会と共に歩む取り組みは、今後のビジネス環境において特に重要になると考えられます。