TIS高レジリエンスオプション
2025-02-06 13:24:30

TIS、デジタル基盤オファリングに高レジリエンスオプションを追加します

TIS株式会社、デジタル基盤で進化したオプションを導入



TIS株式会社がリリースした新サービスである「デジタル基盤オファリングサービス」に、高レジリエンスオプションが2015年春頃から始まることが発表されました。これは、特にFinTech事業者や従来の決済システムに課題を抱える企業にとって、非常に重要な革新となります。

高レジリエンスオプションの概要


このオプションは、企業が求める高可用性システムをクラウドネイティブな環境で実現します。従来、クラウドへ移行することが難しかったミッションクリティカルな要件を持つシステムに対応し、高度なセキュリティと高品質なクラウドネイティブプラットフォームを提供します。また、TISが独自に検証したソフトウェアスタック「Lerna」を利用し、AWS上での高い可用性とスループットを実現します。

さらに、TISはPingCAP株式会社とのパートナーシップを強化し、同社のNewSQLデータベース「TiDB」をコア技術として採用しています。これにより、より効率的かつ信頼性の高いデータ管理が可能になり、特に決済領域において、その効果は明確に現れることでしょう。

現状と課題の背景


経済産業省の報告によると、2023年のキャッシュレス決済比率は39.3%に達し、近年の急激な拡大が観察されていますが、これに伴い、レガシーな決済システムの更新が必要とされています。多くの決済事業者は、古いアーキテクチャに依存しているため、インフラの刷新が難しい状況です。この問題は、約35%の企業が自社のシステムに対して耐障害性や性能面での懸念を感じていることからもわかります。

高レジリエンスオプションの導入支援


TISはこのニーズに応えるため、導入からカスタマイズまでをトータルでサポートする体制を整えています。特に、30年以上にわたるミッションクリティカルな決済システムの構築と運用の経験を活かし、導入時のコンサルティングからシステム構築まで、一気通貫で行うことが可能です。

主な特長


1. AWSマルチリージョン構成: 従来の単一リージョンではなく、マルチリージョンでの冗長化を実現し、災害時の対応を強化。
2. TiDBの採用: 高い可用性とスループットを実現し、データ処理能力の柔軟性を向上。
3. 99.9999%の高い稼働率: 模擬障害シナリオで高い稼働率を達成し、メンテナンスが容易に行える環境。
4. スピーディなシステム構築: プリセットされた高可用なアーキテクチャにより、迅速な導入が可能。

今後の展望


TISは、デジタル基盤オファリングサービスを通じて、ハイブリッドクラウドニーズに対応するため、新たなサービスを追加する予定です。さらなるデジタル化の促進と、自動化を徹底することで、リーズナブルで信頼性の高いプラットフォームの構築を目指します。

まとめ


この新しい高レジリエンスオプションは、企業が直面するシステム運用の課題の解決に大きく貢献することが期待されています。TIS株式会社は、これまでの技術力と業界経験を基に、さらなる進化を遂げることを目指しています。今後も依然としてデジタル化の波に乗り、ビジネス環境にフィットしたサービスを提供していく方針です。


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会社情報

会社名
TIS株式会社
住所
東京都新宿区西新宿8-17-1住友不動産新宿グランドタワー
電話番号
050-1702-4071

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