経営の新しい形『ワンピース会』の誕生
従業員数が増加するにつれ、企業はコミュニケーションの不足や経営者と従業員との温度差が問題となりがちです。『ワンピース』でも同様の状況が生じ、幸福度低下に直面しました。その中で、経営者の久本は、問題解決への道を模索していました。彼が目にしたのは、著書『「生きる力」の強い子を育てる』の考え方でした。
久本は従業員が幸せを感じるためには、チームビルディングや意識改革が必要だと気づき、「フロー」の概念や「対話ファースト」アプローチを取り入れた新たな会議形態『ワンピース会』を設けました。
『ワンピース会』設立の目的
一般的に企業のルールや方針は、経営陣や管理職により決定されます。従業員は「言われたからやる」という受動的な立場に立たされ、結果を受け入れるばかりになりがちです。このような環境では、従業員は「ジブンゴト化」が難しく、自分自身の働く意義を感じられなくなります。
そこで『ワンピース会』では、意思決定のプロセスを全市公開し、全従業員が議論に参加できる仕組みを取り入れることで、内発的な動機づけを促します。こうして、従業員は自らの働きに責任を持ち、自発的な取り組みをするようになり、結果として幸福度が向上することが期待されています。
『ワンピース会』の運営方法
『ワンピース会』は、全社員が集い、自由に発言できる空間です。議題提起も参加者から自由に行え、決定事項は時間が経過した後でも議論することが可能です。月一回、これを開催し、一日を費やして活発な意見交換を行います。従業員がオープンに意見を交わし、新たな視点を形成することで、企業の向かう方向性を見直すことができるのです。
この新しい手法を導入することで、ワンピースはそれまでの常識を捨て去り、従業員と経営層の距離を縮めることに成功しました。「ワンピース式経営」は、悩みや諦めを解消し、新たな組織の在り方を築き上げました。この変革の結果、企業は驚異的な成長を遂げ、赤字から4億円の利益へと転換を果たしました。
幸せを生み出す『ワンピース会』の価値
『ワンピース会』は、従業員が企業における「ジブンゴト化」を促進し、自己決定感を向上させることで、職場における幸福を実現するための鍵です。この新しい取り組みが、働く人々の幸福感を広げ、より良い人生をもたらすと考えられています。
オンライン見学会へのご参加を
現在、『ワンピース会』の開催状況やその中身を体験できるオンライン見学会が実施されています。興味のある方は、以下のリンクから詳細をご確認ください。
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