動線解析新サービス
2025-07-30 14:30:10

コストを抑えた小売店向け動線解析サービスが登場

SCORER People Tracker: 小売店の動線解析を容易にする新サービス



株式会社フューチャースタンダードが発表した「SCORER People Tracker」は、AI技術を活用した小売店向けの動線解析サービスです。2025年8月1日からの受付開始が予定されており、最大10台のカメラ接続が可能なこのシステムにより、顧客の動きや興味を示す商品棚についての詳細な情報を獲得できます。

市場のニーズと背景


従来の小売店では、購入データはPOSレジで取得できる一方、来店したものの購入に至らなかった顧客の動きや関心を示す行動は見えにくいものでした。特に、どの商品に目を引かれたかなどのデータはこれまで可視化が難しく、売上向上に向けた戦略を立てる上での課題とされていました。

AIによる動線分析がその解決策になることが期待されていますが、導入コストが高いため、多くの店舗にとっては手が届かないものでした。実証実験(PoC)にとどまる店舗も多く見受けられます。そこで、フューチャースタンダードは、「VMS導入予算で」AI動線解析を実現することを目指して、このサービスを開発しました。

画期的なサービス内容


「SCORER People Tracker」は、映像監視システム(VMS)機能とAIによる動線解析を一体化したソリューションです。
  • - コストパフォーマンス: 初期費用は275万円(税込)で、AI分析機能を含んでいます。
  • - 多機能性: 10台のカメラとAI解析端末、映像録画機能をパッケージ化し、店舗運営の効率化に寄与します。

このパッケージ化により、従来のVMS導入予算で高度なAI分析機能も追加できるようになります。

主な特長


1. 圧倒的なコストパフォーマンス
AI動線解析機能とカメラを合計10台、さらにVMS機能を一緒に導入できる優れたコスパを誇ります。これにより、一般的なVMS導入の財政的条件の中でAI機能を享受できます。

2. 高度な動線解析と属性別分析機能
店内の顧客の動きだけでなく、年齢や性別ごとに分析できるため、マーケティング戦略を立てやすくします。

3. VMS機能の統合による店舗運営の効率化
防犯対策や接客の向上に役立つ7日間の映像録画機能を持ち、店舗運営全般に利用が可能です。

価格詳細


  • - 初期費用: 275万円(税込)
  • - 年次費用: 66万円(税込)
  • - 提供内容: IPカメラ×10台、AI解析兼録画サーバ、スイッチングハブ
  • - 必要なもの: AC電源、インターネット環境

提供予定日


  • - 受付開始: 2025年8月1日
  • - 提供開始: 2025年9月1日(予定)

期待される分析インサイト


このサービスを利用することで、小売店は以下のような具体的なデータを得ることが可能です。
  • - エリア間の可視化: 顧客の動きがどのエリアを通るのかを把握できます。
  • - 動線分析: 主要な回遊ルートや効果的な商品の配置が明らかになります。
  • - 店舗内滞在時間: 客の滞在時間を分析し、店舗の魅力度を測る指標として役立ちます。
  • - レジ通過者分析: 購入した顧客としなかった顧客の行動を分析し、具体的な購買促進策を立てることが可能です。

フューチャースタンダードは、これまでコストのためにAI導入が難しかった小売店向けのDX支援へ向けて、「SCORER People Tracker」の導入を通じ、科学的な店舗づくりを進めていく考えです。


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会社情報

会社名
株式会社フューチャースタンダード
住所
東京都台東区台東4丁目8−7仲御徒町フロントビル2階
電話番号
03-6801-5531

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