アナログ・テックとMicrosoftの新たな取り組み
アナログ・テック株式会社は、マイクロソフトと協力し、産業向けのIoTソリューションを加速させることを発表しました。「Microsoft Azure Certified for IoT」というプログラムを通じ、同社のIoTサービスが動作することを予め検証したデバイスとして、AT-IPCWG002シリーズが認定を受けました。このプログラムによって、企業は導入前のカスタマイズや互換性確認にかかる時間を大幅に短縮できるようになります。
AT-IPCWG002シリーズの特長
AT-IPCWG002シリーズは、アナログ・テックが誇る超高性能なエッジ向け産業用コンピュータです。特に、冷却性能や耐環境性能に優れており、工場や医療、交通、店舗といった過酷な条件下でも信頼性を発揮します。同デバイスは、ハイエンドGPUであるNVIDIA Tesla T4を搭載しており、これによりマシンビジョンを用いた高解像度の画像分析をリアルタイムで行うことが可能です。
このシリーズはEdgecrossコンソーシアムからも認められており、生産現場における小規模データの処理だけでなく、大規模なデータセンターでも活用されています。
Azure IoT Edge認証の意義
今回、AT-IPCWG002シリーズがAzure IoT Edge認証を取得したことにより、マイクロソフトが提供するさまざまなインテリジェンス機能を生産現場に導入する道が開かれました。これにより、リアルタイムの高負荷処理をエッジ側で行い、その結果をクラウドで分析し統合管理する体制が整います。これらの取り組みは、Society5.0時代に適応した新しいシステム構築に寄与することでしょう。
マイクロソフトからのメッセージ
マイクロソフトのマーケティングディレクター、ジェリー・リー氏は、「IoTプロジェクトは複雑で、その実装には多くの時間がかかる」と語り、その中で「Azure Certified for IoT」プログラムが、企業がデバイスやプラットフォームを見つけやすくするための重要な取り組みであると強調しました。認定パートナーを通じて、デバイスの互換性を事前に確認し、効率よくIoTプロジェクトを進められるようになります。
アナログ・テックのビジョン
アナログ・テック株式会社は1994年に設立され、エレクトロニクス技術を駆使して顧客に最適な産業向けコンピュータ及び周辺機器を提供してきました。同社は、医療、放送、防衛等幅広い産業で使用されています。
今後もアナログ・テックは、人とモノをつなげる技術を通じて、サイバーとフィジカルの融合を進め、Society5.0の実現に貢献していく考えです。
詳細情報については、
アナログ・テックの公式サイトをご覧ください。
会社概要
- - 社名:アナログ・テック株式会社
- - 所在地:東京都千代田区九段南2丁目3番10号
- - 事業内容:半導体および電子電気部品の販売、コンピュータ機器の製造・販売
- - 設立:1994年6月
連絡先は電話(03-3265-2801)やメール(
[email protected])で受け付けています。