Flirが革新的な固定式音響カメラを発表
Flir社は、電力インフラや産業環境における部分放電(PD)の監視を可能にする、固定型の音響カメラ「Si2a-PD」を新たに開発・発表しました。この製品は、特に変電所や変圧器、開閉装置などの重要な設備を常に監視するために設計されており、これまでの点検方式では見逃されがちな瞬間的な異常を捉えることで、電力事業者が故障を早期に発見できるようにることを目指しています。
Si2a-PDの特徴
Si2a-PDは、従来のハンドヘルド型の音響カメラよりも一段上の性能を持つ常設型です。具体的には、部分放電やコロナ放電、アーク放電などの電気的な異常をリアルタイムで監視し、ピーク時の負荷や定期点検時以外でも絶えず状況をモニタリングします。これにより、予兆のない信号をいち早く捉えることができ、停電を未然に防ぐ手助けをします。
音響部門の事業部長であるダレル・テイラー氏は、部分放電が断続的に発生する特性があるため、通常の定期点検での検出が難しいことを指摘しています。Si2a-PDの導入により、顧客は資産の状態を常に把握し、早期の異常検知やメンテナンス判断を行うことができると言います。
主な利点
この新しいカメラは、次のような重要な利点を提供します:
- - 早期検知: 各種放電を迅速にキャッチし、停電などのトラブルを防ぎます。
- - 継続的なモニタリング: 24時間365日、常に監視を行い、定期点検では見逃されやすい問題をリアルタイムで把握。
- - 最大200メートルまでの検知: 故障の位置特定や評定を行う際、大きな範囲をカバーします。
- - AIによる解析: オペレーターの介入を最小化しつつ、正確なデータを提供します。
- - 安全性向上: 通電状態での非接触モニタリングを実現しています。
- - 過酷な環境に適応: IP66等級の保護を備え、屋外の過酷な条件でも使用できます。
資産の可視化を実現
Si2a-PDは、電力会社の送電・配電ネットワークやエネルギーを大量に消費する産業施設を対象に、資産の信頼性を高めるべく設計されています。音響イメージングとAIを駆使した高度な分析機能は、状態を把握し、実用的な洞察を提供できます。この情報をもとにメンテナンスの優先順位をつけ、全体的な運用効率の向上が見込まれます。
Flirの自社エコシステムであるAssetLink™と連携することで、データ記録やイベント追跡、デジタル保守ワークフローへのスムーズな統合も可能となり、定期点検から継続的な状態監視への移行をサポートします。詳細に関しては、
こちらをご覧ください。
Flirについて
FlirはTeledyne Technologiesの傘下として、産業や商業、政府向けに先進的なセンサー技術を提供しています。高度な技術を通じて、専門的な意思決定をサポートし、人命や生活の保護に貢献することを目指しています。その詳細については、
Flir公式サイトをご覧ください。