ソラスト社、経費精算システムを統一
株式会社ソラストは、NTTデータイントラマートのエンタープライズ・ローコードプラットフォーム「intra-mart」を利用し、全社統一の経費精算システムを導入しました。このシステムは、同社のバックオフィス業務を効率化し、ガバナンス強化を目的としています。約3万人の従業員全員がこの新しいシステムを利用することにより、業務の煩雑さが大幅に改善されることが期待されています。
導入の背景と目的
ソラスト社は、医療、介護、保育の三つの柱で社会福祉サービスを展開している企業です。創業から実に60年が経過する老舗の企業として、近年はデジタル技術を活用したサービス価値の向上に注力しています。しかし、経費精算フローの非効率性という問題が浮上していました。各事業ごとに異なる経費精算の手続きがあり、特に専門職社員にとっては、アナログな作業が多く、経理部門にとっても負担が大きいものでした。
また、派遣社員や業務委託に関わるコストの不統一さや、旧システムでの高額な利用料、手作業での登録業務が業務の効率化を阻害していました。これらの課題を解決するために、ソラスト社は「intra-mart Accel Kaiden!」を導入する決定をしました。これにより、月平均4,000件以上の申請を効率化し、申請者が使いやすい環境を整えることを目指しました。
「intra-mart」を選んだ理由
ソラスト社が「intra-mart」を選択した理由は以下の通りです。
1.
既存システムとの親和性: 新システムは既存のシステムとも容易に連携できるため、導入のハードルが低かった。
2.
コストメリット: 大規模な導入に適したコストで提供される点が魅力でした。
3.
操作性の向上: 申請者に配慮した直感的なユーザーインターフェースが評価されました。
4.
持続可能な仕組み: 今後の仕様変更にも対応可能な柔軟性を持っています。
導入の効果
「intra-mart」の導入により得られる効果は多数あります。その中でも特筆すべきは以下のポイントです。
- - 業務負荷の軽減: 経理部門の業務がスムーズになり、コストを大幅に削減できる。
- - 一元管理の実現: システム間連携によるマスタ情報の一元管理が行えることで、確認作業の時間が短縮される。
- - ガバナンス強化: 経費精算フローが全社で統一されることで、これまでの不透明なプロセスが明確化され、管理がしやすくなります。
- - 利便性の向上: 申請者が触れるインターフェースが改善され、業務の効率化につながります。
今後、ソラスト社はこのシステムを全社的に展開し、さらなるユーザビリティの向上に向けて取り組んでいく方針です。また、NTTデータイントラマートは、これまでの成功を踏まえ、多様なニーズに柔軟に応える製品開発と業務プロセス改革の支援を続けていくとしています。
この取り組みは、経費精算の効率化だけでなく、企業全体のデジタル化を進展させる重要なステップとなるでしょう。これからのさらなる発展が期待されます。