京都精華大学が開く「手仕事の学校 2025」
京都精華大学の伝統産業イノベーションセンターが主催する新たな研究会「手仕事の学校 2025」が、2025年より数回にわたって開催されることが決まりました。この研究会は、伝統産業に深く関わる方々からその魅力やビジネスの視点について学べる貴重な機会です。
本プログラムは、さまざまな分野の専門家を招いて行われるトークイベント形式で、参加者は伝統と工芸に関する多様な観点からの話を聞くことができます。特に、手仕事や販売戦略についての実践的な内容が提供され、伝統産業の現場での成功事例や挑戦を語ることになります。このイベントは、一般の方々にも参加が可能で、事前の予約は不要であるため、ふらっと立ち寄ることができます。
日程とプログラム内容
研究会は以下の日程で行われます。各回の詳細なプログラムは、公式サイトで告知される予定です。
- - 5月30日(金) - 京七宝の技法とデザインについて講師の室井麻依子さんが、色彩豊かな七宝の作品制作過程をトークセッションと実演を通じて紹介します。
- - 7月11日(金) - 桐箱制作に焦点を当て、小島秀介さんが桐材の魅力とその加工方法について語ります。
- - 7月18日(金) - 坂本智美さんは美術工芸で生活するための具体的なビジネスプランについてお話し、職人として生計を立てるための視点を提供します。
- - 11月21日(金) - 野口春海さんが金箔の施しについて、自身の独立までのストーリーを交えて解説するトークセッションです。
- - 2026年1月16日(金) - 仏像彫刻に関する講演では、神園貴史さんが仏像の本質を探ります。
京都精華大学の取り組み
京都精華大学では、1979年から学生が伝統産業の工房で実習を行うプログラムを提供しています。2017年に設立された伝統産業イノベーションセンターは、これらの実習を通じて得られた知見を元に活発な教育・研究活動を進め、さまざまな国や地域との連携を図っています。このセンターの目的は、京都を中心に、手仕事や伝統工芸の未来を見据えた活動を促進することです。
本イベントは、京都精華大学が独自に組織した研究会であり、地域の伝統産業を支援する意義も持っています。多くの人々が自由に参加できるこの機会を通じて、伝統工芸への理解が深まることでしょう。
お問い合わせ
参加に関する詳細は、公式サイト(
https://dento.kyoto-seika.ac.jp/)から確認できます。興味のある方はぜひ、訪れてみてください!
このように、京都精華大学が主催する「手仕事の学校 2025」は、伝統産業に対する新たな視点やビジネス的なアプローチを学ぶ絶好の場です。伝統技術を次の世代に受け継ぐための重要な活動への参加をお待ちしております。